大刀剣市 カタログ掲載品
甚吾茂永

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.F00208

平田・志水 伊藤満:著 所載

桐箱

     参 考 品

竪長さ : 8.4cm   横長さ : 7.8cm  耳の厚さ : 0.45cm

画題

富士越龍図

: 肥後国 (熊本県)

時代 : 江戸時代後期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成25年01月09日

八代甚吾作

 

竪丸形、鉄地、鋤出彫、金布目象嵌、鋤残土手耳

説明

 五代:志水甚五茂永は、文化10年、12月に二人扶持をうけ、嘉永7年5月13日に没す。「八代甚吾作」「八代甚吾作茂永」と銘を切り、無銘もある。櫃孔の上下に丸い責金のための孔を作る。これは三代にも見られるが、形は異なり、印象も違う。神吉深信と同世代の人で、透鐔、真鍮据紋、布目象嵌、色金物から金工物のようなものまで、多種多様な作風。知足亭、一龍斎親利などの鐔の茎櫃の上下にも同じような穴があり、当時の肥後金工に与えた影響は大きい。

 この鐔は、耳から切羽台にかけて大きく肉を落として、その中に富士や龍を描いている。富士から沸き立つ異様な雲は金布目象嵌で荒々しい波濤の上の水滴は銀と真鍮の象嵌である。龍の顔つきは異風で迫力がある。金工のような作品ではあるが、それを超えた異次元的というか特殊な感覚の鐔である。初代の仁兵衛の個性を彷彿させる。志水の血がこのような作品を生み出したのであろうか。

備考

平田・志水-肥後の金工 平田・志水各代とその作品 伊藤満:著

No.166 311頁 所載 「五代志水甚吾茂永」

甚吾茂永1
甚吾茂永2
甚吾茂永3
甚吾茂永4
甚吾茂永5
甚吾茂永6
甚吾茂永7

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