商品詳細
大刀剣市 カタログ掲載品 |
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太刀 備州長船倫光 (古刀上々作) Tachi [Bizen Osafune Tomomitsu]
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第23回特別重要刀剣 NBTHK Tokubetsu Jyuyo No.23
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No. F00223
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白鞘 金着二重尾張鎺 | |||||||||||||
刃長 : 73.2cm(2尺4寸2分) 反り : 2.4cm(8分) 元幅 : 2.75cm 先幅 : 2.05cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.45cm
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登録証: 愛知県教育委員会昭和26年3月20日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別重要刀剣指定書 平成26年4月23日 |
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説明: 備前長船倫光は、南北朝時代の備前長船派の刀工で、兼光門下の一人であり、一説に兼光の弟とも伝えている。現存する作品に見る年紀は、貞和から永和に及んでいる。彼の作風はおおどかなのたれ主調の乱れを得意としており、一門にあっては兼光の作風に最も近く、作位的にも師に迫るものがある。 この太刀は、彫物及び銘字の位置から推して、元来は2尺7寸を超える長寸のものであったことが窺い知られ、元先の幅差が目立たず、重ねは薄く、腰反りが高くついて先にも反りを加え、中鋒延びるなど、磨上ながらも往事の太刀姿の有り様が残されており貴重である。鍛えは、板目に処々杢がまじり、地沸は微塵について細かに地景が入り、乱れ映りが鮮明に現れ、刃文は、匂勝ちであり、片落ち五の目主調に互の目や尖り刃などを交えて、乱れに逆がかりや角がかりが見られるなど、兼光一門に多く見られる作域を示している。倫光にはのたれを基調とした優作が多いが、本作の如き作柄も上手に仕上げており、同工の作域の広さと技術の確かさを窺うことのできる好資料といえる。 本作の佩表に見られる倶利伽羅彫は、黒川古文化研究所所蔵の太刀長船倫光などに類例をみる。また、他には二荒山神社所蔵の重要文化財の無銘の大太刀(号:瀬昇太刀)などにも類似した彫物が確認できるが、この手の倶利伽羅彫があることはその大太刀なども南北朝時代盛期の長船物と見たてるための大きな補強材料となり、そうした観点からしても重要な作品といえよう。 |
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備考: 古刀 上々作
第23回特別重要刀剣指定品(第58回重要刀剣指定品) |