商品詳細

太刀 国行(来) (古刀最上作)

Tachi [Rai Kuniyuki]
特別保存刀剣
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. A00583
白鞘 田野辺探山先生鞘書
銀無垢二重鎺
7,500,000

刃長 : 70.5cm(2尺3寸2分半) 反り : 2.4cm(8分) 

元幅 : 2.5cm 先幅 : 1.6cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.3cm 

登録証:

高知県教育委員会
昭和60年5月7日
国: 山城国 (京都府-南部)
時代: 鎌倉時代中期 正元頃 1259年

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣鑑定書
平成30年3月15日
銘: 国行(来)
形状 : 鎬造、庵棟、身幅ほぼ尋常、重ね尋常、元先の幅差あり、反り高く、輪反りつき、中鋒やや猪首風となり、中程より上の鎬地を削ぐ。
鍛 : 板目肌、杢交じり、処々柾がかり、部分的に大肌をみせ、総じて肌立ちごころに、地沸微塵に厚くつき、地景入り,沸映り立つ。
刃文 :

広直刃を基調に小丁子。小互の目・小乱れごころ交じり、足・葉入り、小沸よくつき、細かに金筋・砂流しかかり、刃縁に飛焼き風の湯走り交じり、匂口明るく冴える。

小のたれ調に互の目・小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。

帽子 : 直ぐに小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : (なし)
茎 : 生ぶ(先つまむ)、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔二(上が生ぶ孔)、佩表第一目釘孔の下棟寄りに大振りの二字銘がある。

説明:

来国行は、来派の事実上の祖であり、短刀の遺例は僅かに一口のみであるが、太刀の在銘作は比較的多く見ることが出来る。来国行の作品には制作年紀を有するものは皆無で、その子と伝える二字国俊に弘安元年紀があることから、通説の康元頃というの年代は首肯されよう。来国行の太刀姿には、細身、尋常なもの、身幅がたっぷりとして豪壮なものなど種々見られる。

本作は、生ぶで茎尻のみをつまむ「国行」二字有銘の貴重な太刀で、形状はやや細身ながら格調頗る高く、地鉄はよく錬れて地沸が微塵につき、沸映りの立つ地がねとなる。刃紋は、広直刃を基調に小丁子・小互の目・小乱れごころが交じる小沸出来の刃文を焼いており、来国行のみどころをよく顕現している。来派や綾小路派には逆足が上向きではなく、「京逆足」といって下向きとなるのが見処である。通常の「京逆足」は佩表の下部などに部分的に散見されるが、本作は佩表の全体の殆どが下向きの「京逆足」が入っており興味深い。

来国行の銘字にはクニ構えが角ばって謹直な手と、クニ構えが丸みをおびて総じて柔らかみのあるくだけた手があるが、この作は校舎である。

備考:

古刀 最上作

 

田野辺探山先生鞘書

「城州来国行 生茎二字有銘而尻ノミ若干ツマミ二個アル孔ノ上ガ生孔也数種アル銘字中クダケテ柔ラカ味ノアル手ノ典型也 姿態・地・刃ニ古様サヤ優雅ナ品格ヲ備ヘシ味ワイ深キ同工の優作哉 刃長二尺三寸二分半有之 時在丁酉神無月 探山辺道識(花押)」

詳細写真1
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詳細写真3