藤代義雄先生は、その著書「刀工辞典」の中で、古書によらず現在の角度から独自の視点に基づいて刀工の位列をつけられた。後に、弟子にあたる柴田光男先生がさらに補足・追加し一覧にまとめられた。

作位は「最上作」「上々作」「上作」「中上作」「中作」の五段階に分けられる。

時代は「新刀」「新々刀」に分けられる。「新刀」は慶長-宝暦年間、1596-1763年。「新々刀」明和-大正年間、1764-1926年。但し、昭和以降を除く。

 

「刀工辞典(新刀編)」「趣味の日本刀」より

 

[ 新刀 ]     (慶長-宝暦年間、1596-1763年)
【 最上作 】     (位列順)
埋忠明寿 長曽弥興里 信濃守国広 野田繁慶
越前守助広 肥前忠吉(初代) 井上真改 南紀重国(初代)
山城大掾国包 一平安代 長曽弥興正 主水正正清
陸奥守忠吉 堀川国安 越前康継(初代)  
【 上々作 】     (位列順)
近江守助直 大隅掾正弘 山城守国包 東山美平
水田大与五国重 多々良長幸 埋忠重義 肥後守輝広
越後守国儔 近江大掾忠広 出羽大掾国路 小笠原長旨
相模守政常(初代) 坂倉言之進照包 一竿子忠綱 越中守正俊(初代)
肥後大掾貞国 ソボロ助広 甚六兼若 和泉守国貞
長曽弥興直 長曽弥興久 大和守安定 法城寺正弘
【 上作 】     (イロハ順)
佐々木一峯(初代) 佐々木一峯(二代) 北窓治国 坂東太郎卜伝
山城守歳長 伊予大掾勝国 仙台包吉(初代) 左陸奥包保
右陸奥包保 越後守包貞 又助兼若 四郎右衛門尉兼若
肥後大掾兼法 下坂兼先 丹後守兼道(初代) 上総介兼重
大村加卜 肥前吉家 筑前信国吉包 法哲入道吉武
埋忠吉信 肥前吉信 鬼塚吉国 筑前信国吉政
肥前吉房(初代) 肥前吉貞 筑前信国吉貞 丹波守吉道(京・初代)
丹波守吉道(京・二代) 丹波守吉道(大坂・初代) 伏見丹波吉道 大和守吉道(初代)
伊勢大掾吉広(初代) 源頼貞 陸奥守大道 土佐守忠吉
近江大掾忠吉 近江守忠吉 近江守忠綱 信濃大掾忠国(初代)
播磨大掾忠国 肥前忠清 和泉守忠重 理兵衛尉為家
右作宗栄 伊勢大掾綱広 対馬守常光 近江守継平(初代)
聾長綱 小笠原長宗 会津長国 三善長道(初代)
備前守氏房 備後守氏房 備前守氏房 伯耆守信高(初代)
伯耆守信高(二代) 三河守陳直 和泉守国虎 源次郎国包
平安城国武 肥後守国康(初代) 法城寺国正 伊勢守国輝
山城守国清(初代) 山城守国清(二代) 堀川国幸 水田三郎兵衛尉国重
水田市蔵国重 薩摩国平 河内守国助(初代) 河内守国助(二代)
仙台安倫(初代) 武蔵太郎安国(初代) 越前康継(二代) 越前康継(三代)
武州正慶 大和大掾正則(初代) 伊豆守正房 惣左衛門正房
河内大掾正広 河内守正広 法城寺正弘(二代) 相模守政常(二代)
美濃守政常 三善政長(初代) 武蔵大掾是一(初代) 福岡石堂是次
播磨守輝広 阿波守在吉 下坂貞次 加賀守貞則
法城寺貞国 伊賀守金道(初代) 和泉守金道(二代) 栄泉来金道
播磨大掾清光 出羽大掾行広(初代) 日置出羽守光平 筑前信国重包
七左衛門重義 南紀重国(二代) 武州繁昌 平安城弘幸
近江守久道 和泉守盛国 福岡石堂守次 長船七兵衛祐定
長船上野大掾祐定 武蔵守兼中 越前兼植 土肥真了
八幡山清平      
【 中上作 】     (イロハ順)
加州吉兵衛尉家忠 加州家重(初代) 加州家広 加州家平(初代)
高田友行(初代) 金沢友重 陸奥守歳長 平安城具衝
陀羅尼勝家 桑名勝吉 陀羅尼勝国 桑名勝重
粟田口包綱 藤原包永 筑後守包則 越中守包国(初代)
仙台包蔵(初代) 河内守包定 甚太夫兼若 犬山兼武
越前兼植 炭宮兼則 角兵衛兼信 源一郎兼信
小松兼巻 会津兼定(初代) 奥州兼定 近江大掾兼定
上野守兼定 宗十朗兼先 因州兼先 丹後守兼道(二代)
三品兼光 大和大掾兼広 遠江守兼広 濃州兼元
豊後守金高 播磨守金高 賀州景平 阿州髪継
清水岩捲 出雲髪吉武 法城寺吉次 筑前信国吉次
播磨守吉成 大和大掾吉信 上野守吉国 上野介吉正
丹波守吉房 武蔵丸吉英 丹波守吉道(京・二代) 丹波守吉道(大坂・二代)
大和守吉道(二代) 伊勢大掾吉広(二代) 不動義 越前義植
豊後守義国 島田義助 陸奥守大道 信濃守大道
雲州大明京 信濃大掾忠国(二代) 信濃大掾忠国(三代) 播磨守忠国
肥前忠国(三代) 下総大掾忠清 薩州忠清 与太郎為家
土佐将監為康 陸奥守為康 伝右衛門尉高平 阿波守貴道
肥後大掾種広 陸奥守綱重 近江守綱広 対馬守常光
下坂継利 近江守継平(二代) 近江守綱広 三善長道(二代)
三善長道(三代) 大道直房 三品直道 河内守永国
武蔵守永道 粟田口宗綱 伊予掾宗次(二代) 上総大掾宗道
越前守宗弘 高田統行 備前守氏房 尾州信屋
加州信友 賀州信友 信濃守信吉(初代) 越前守信吉
石見守信仍 呉服山則利 紀州国勝 源十朗国包
新藤国義 山城大掾国次 寿徹国次 越前大掾国次
肥後守国康(二代) 江戸国正 和泉大掾国輝(初代) 法城寺国光
山城大掾国重 水田市兵衛尉国重 水田茂右衛門国重 水田興五右衛門国重
鬼神丸国重 肥前国広 摂州国平 加州国平
河内守国英 石見守国助(初代) 仙台安倫(二代) 波平安周
武蔵太郎安国 一平安在 大和守安定(二代) 一平安貞
波平安行 越前康継(四代) 河内守康永 大和守康道
下原康重 備中守康広(初代) 越中守正俊(二代) 平安城正俊
豊後守正全 薩州正近 肥後守正勝 薩州正良(初代)
伯州弓削正綱 備中大掾正永(三代正広) 大和大掾正則(二代) 薩州正房(二代)
法城寺正照(初代) 千子正重 多門兵衛正成 平安城政国
二王方清 芸州冬広(初代) 武蔵大掾是一(二代) 丹波守照門
芸州輝広 加州有平 日向大掾貞次 法城寺貞信
摂州貞国 下坂貞国 高田実行(初代) 伊賀守金道
備中守清宣 乞食清光 長州清重 筒井紀充
高田行長 肥前行清 加州行光 出羽大掾行広(初代)
秦光代 賀州光圀 播磨大掾重高(初代) 播磨大掾重高(二代)
肥前守鎮忠 肥前守鎮政 美濃守寿命 弘安斎寿命
埋忠七左 伯州三郎兵衛広賀 伯州七郎左衛門尉広賀 肥前広則
伊藤広信 肥前広貞 信濃守弘包 伯耆守弘隆
山城守秀辰 金四郎久道 松葉本行 摂津助高
豊後守助宗 摂州助宗 鈴木助政 備前守祐国
長船河内守祐定 長船大和大掾祐定 長船源左衛門尉祐定 長船宗左衛門尉祐定

 

 

[ 新々刀 ]     (明和-明治年間、1764-1875年)
【 最上作 】     (位列順)
山浦清麿 大慶直胤 水心子正秀 左行秀
大和守元平      
【 上々作 】     (位列順)
栗原信秀 月山貞一 伯耆守正幸 固山宗次
次郎太郎直勝 細川正義 山浦真雄 市毛徳鄰
運寿是一 手柄山正繁    
【 上作 】     (イロハ順)
浜部寿格 浜部寿実 南海太郎朝尊 宮本包則
会津兼定 和泉守兼定 逸見義隆 肥前忠吉(六代)
肥前忠吉(八代) 泰龍斎宗寛 長運斎綱俊(初代) 高橋長信
勝村徳勝(初代) 鈴木正雄 水心子正次 城慶子正明
水心子正秀(二代・白熊入道) 月山貞吉 斎藤清人 川井久幸
尾崎源五右衛門助隆 直江助政 横山祐永  
【 中上作 】     (イロハ順)
池田一秀入道龍軒 米沢宝寿 舞鶴友英 長運斎俊一
河村寿隆 浜部寿幸 刈谷寿秀 善定近則
山浦兼虎 日置兼次 妙一兼先 草野吉明
伯州吉幸 丹波守吉道(京・後代) 細川義規 加藤義国
筑前信国義昌 長谷部義重 中山一貫斎義弘 震鱗子克一
駒井慶任 細川忠義 黒田鷹ェ 堀井胤吉
堀井胤明 心慶胤光 長運斎綱俊(二代) 米沢綱倫
赤間綱信 加藤綱英 相州綱広(十三代) 近江守継平(三代)
近江守継平(四代) 棟梁長道 弥門直勝 柳川直安
左兵衛介直道 荘司直秀 御勝山永貞 周防永弘
固山宗俊 久保田宗明 精壮斎宗有 固山宗平
手柄山氏繁 運寿信一 橘信連 赤穂則之
勝村徳勝(二代) 水戸徳宗 仙台源兵衛国包 仙台栄助国包
東叡山国吉 予大州国良 延寿国宗 宮崎国重
肥後国秀 一平安村 波平安明 越前康継(八代)
多田正利 岩井鬼晋麿正俊 勝村正勝 森岡正吉
細川良助正義(初代) 薩州正良(四代) 笠間正行 天然子正平
細川正守 松村昌直 陸奥守将応 羽山円真
藤枝太郎英義 彦坂紹芳 水生子昭秀 佐々木貞俊
久留米清秀 波平行周 大和介行安 水翁子行秀
野州行秀 筑前信国光昌 一帯子三秀 筑前信国重包
沢原重胤 白川重秀 宮口繁寿 平安城広光
陸奥介弘元 天竜子久一 清水久義 氷心子秀世
角大八元興 入道松軒元興 奥元武 青木元長
奥元安 大和守元平(二代) 奥元寛 清心斎盛近
直江助共 久留米祐利 横山祐包(初代) 吉川祐芳
横山祐直 横山祐信 五十六代孫祐定 潜竜子祐定
横山祐光 伊勢守祐平    

 

   (参考) 刀工辞典(新刀編) 藤代義雄・藤代松雄 : 著

             趣味の日本刀 柴田光男 : 著

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