藤代義雄先生は、その著書「刀工辞典」の中で、古書によらず現在の角度から独自の視点に基づいて刀工の位列をつけられた。後に、弟子にあたる柴田光男先生がさらに補足・追加し一覧にまとめられた。

作位は「最上作」「上々作」「上作」「中上作」「中作」の五段階に分けられる。

時代は「古刀」「中古刀」「末古刀」に分けられる。「古刀」は天慶-文保年間、938-1318年。「中古刀」元応-長禄年間、1319-1461年。「末古刀」は寛正-文禄年間、1462-1596年。

 

「刀工辞典(古刀編)」「趣味の日本刀」より

 

[ 古刀 ]     (天慶-文保年間、938-1318年)
【 最上作 】     (位列順)
藤四郎吉光 三条宗近 大原安綱 粟田口久国
一文字則宗 古備前友成 三条吉家 相州行光
粟田口国友 古備前包平 古備前正恒 粟田口国綱
古備前助平 古備前高平 備前光忠 一文字助宗
長船長光 藤源次助真 古備前信房 大原真守
一文字信房 豊後行平 粟田口国吉 新藤五国光
備前三郎国宗 粟田口国安 青江貞次 五条兼永
粟田口国清 粟田口則国 畠田守家 来国行
来孫太郎国俊 当麻国行 古備前遠近 古備前助包
青江守次 古備前助秀 青江恒次 一文字則包
一文字宗吉 一文字助房 番鍛冶吉房 一文字吉平
綾小路定利 粟田口有国    
【 上々作 】     (イロハ順)
青江俊次 古備前利恒 古備前友安 古備前近包
三条近村 千手院力王 青江包次 手掻包永(初代)
長船景秀 一文字吉家 古備前吉包 一文字吉包
一文字吉宗 一文字吉房 一文字吉用 大原為吉
青江為次 一文字為清 古備前恒遠 古備前恒清
青江次家 古備前成包 一文字成宗 左近将監長光
一文字宗忠 古備前宗安 鵜飼雲次 一文字則包
一文字則房 一文字信包 一文字信正 一文字延房
竜門延吉 金王丸国吉 粟田口国延 備前四郎国安
備前次郎国貞 備前国真 粟田口国光 古備前正恒
青江正恒 大原有綱 豊後定慶 豊後定秀
片山真利 古備前真恒 長船真長 畠田真守
美作実経 筑州西蓮 古備前義憲 千手院行信
一文字行国 古備前行秀 中堂来光包 千手院重村
千手院重弘 古備前助友 一文字助包 一文字助吉
一文字助成 一文字助村 一文字助則 一文字助重
一文字助久      
【 上作 】     (イロハ順)
九朗左衛門尉一海 一文字家忠 一文字家信 筑州入西
奥州宝寿 山城了戒 筑州良西 長船景依
長船景安 進士三郎景政 一文字吉元 和州仲真
左兵衛尉長則 鵜飼雲生 尻懸則長 長船信光
青江延次 延寿国村 粟田口国家 来国真
長船安清 青江康次 長船是介 奥州有正
千手院定重 一文字貞真 山内真国 青江行次
波平行安 伸士太郎行秀 一文字重久 筑州実阿
青江弘恒 青江弘次 青江秀次 了戒久信
長船守重 長船基近 吉岡一文字助吉 青江助次
一文字助守      

 

 

[ 中古刀 ]     (元応-長禄年間、1319-1461年)
【 最上作 】     (位列順)
五郎入道正宗 彦四郎貞宗 郷義弘 来国俊
越中則重 左兵衛尉景光 筑州左文字 志津三郎兼氏
新藤次郎国広 長船兼光 長船長義 来国光
来国次      
【 上々作 】     (位列順)
大和志津包氏 保昌貞吉 長州左安吉 吉岡一文字助光
正中一文字吉氏 吉岡一文字助義 山城信国(初代) 当麻友清
長船近景 長船倫光 当麻有利 長谷部国重
当麻次有 長船元重 石州直綱 左吉貞
左国弘 青江大隅権介貞次 長船守忠 中青江次直
中青江次吉 千手院義弘 筑州貞吉 長船義光
直江志津兼友 青江右衛門尉吉次 濃州金重 但州法城寺国光
長船長重 長船兼重 左吉弘 高田友行
賀州真景 相州広光 相州秋広  
【 上作 】     (イロハ順)
法華一乗 片山家次 古宇多友則 遠州友安
当麻友光 甘呂俊長 来倫国 濃州外藤
手掻包吉 直江志津兼俊 直江志津兼次 因州景長
吉井景則 長船景真 長船義景 油小路忠吉
青江左兵衛尉直次 菅原長吉 桃川長吉 秦長義
長船長守 鵜飼雲重 山城左衛門尉信国 山城式部丞信国
延寿国時 延寿国友 延寿国吉 来国長
長谷部国信 延寿国泰 越前国行 延寿国資
波平安行 長船右衛門尉康光 三原正家 山村正信
達磨正光 三原正広 長船政光 長船将長
長州顕国(初代) 保昌貞興 中青江貞次 石州貞綱
古宇多貞宗 保昌貞真 保昌貞清 吉井真則
二王清綱 長州行観 左行弘 平安城光長
加賀四郎光正 長谷部重信 長船重真 達磨重光
長船重光 左弘安 左弘行 長船秀光
青江久次 修理亮盛光 長船盛光 左盛広
青江左衛門尉守次 長船守長 越前守弘 長船基光
長船師光 長船助吉 長船助村  
【 中上作 】     (イロハ順)
小反家守 長船家助 奥州宝寿 古宇多友次
藤島友重 小反利光 手掻包俊 手掻包次
手掻包真 手掻包行 関兼国 三原兼安
因州景長 吉井吉則 長船義清 了戒能定
長船恒弘 長船経家 長船成家 平長守
吉井永則 若州宗長 吉井則綱 五郎左衛門尉則光
長船法光 豊前信国 了戒信光 宇多国次
簀戸国次 千手院国長 宇多国長 豊州国宗
千代鶴国安 宇多国房 長船康永 了戒正能
長州顕国(二代) 石州貞末 入鹿実綱 二王清景
二王清永 大村光世 小反光重 小反光弘
長船光守 長船重家 長船重吉 了戒重能
長船盛景 長船盛重 源盛重 長船盛助
大宮師景 長船師実 海部師久 六郎左衛門尉祐光

 

 

[ 末古刀 ]     (寛正-文禄年間、1460-1596年)
【 最上作 】     (位列順)
和泉守兼定(之定) 次郎左衛門尉勝光 与三左衛門尉祐定 長船右京亮勝光
千子村正 孫六兼元 長船彦兵衛祐定 平安城長吉(初代)
【 上々作 】     (位列順)
長船左京進宗光 与三左衛門尉祐定(二代) 赤松政則 五郎左衛門尉清光
千子正重 長船源兵衛尉祐定 関兼基 高天神兼明
相州綱広 孫六兼元(二代) 長船修理亮勝光 長船左衛門尉則光
【 上作 】     (イロハ順)
加州家永 大石左家永 長船次郎兵衛尉治光 千手院道印
手掻包吉 雲林院包長 手掻包真 志賀関兼延
高天神兼明 関兼定(初代) 関兼元(初代) 鞍馬関吉次
三条吉則 島田義助(初代) 長船賀光 雲州忠貞
彦兵衛尉忠光(初代) 九朗左衛門尉忠光 長船修理亮忠光 長船経家
相州綱宗 相州綱広(初代) 相州綱広(三代) 長船貫光
桃川続吉 平高田長盛 次郎左衛門尉永光 長船法光
大石左教永 浅古当麻信長 手掻包清 山田関延次
宇多国宗 小田原相州康春 小田原相州康国 海部泰吉
加賀四郎正清 千子藤正 長船在光 九朗左衛門尉在光
高麗定家 長船孫右衛門尉清光 薩州清左 長船幸光
平高田鎮元 相州広次 相州広正 日州広実
和泉守寛近 相州助広 長船次郎九朗祐定 長船新十朗祐定
長船彦左衛門尉祐定 長船与三左衛門尉祐光 手掻包守  
【 中上作 】     (イロハ順)
加州家吉 了戒家能 加州家次 雲州家貞
長船十朗左衛門尉春光 菊地治国 藤島友重 岐阜具衝
月山近則 下原周重 南都包貞 南都包真
手掻包元 関兼友 関兼音 善定兼吉
善定兼谷 関兼常 関兼綱(初代) 赤坂兼氏
関兼国 関兼定(三代) 関兼定 蜂屋兼貞
関兼光 関兼久 関兼元(三代) 関兼元(後代)
加州景光 信国吉包 平安城吉房 島田義助(二代)
了戒能秀 石州祥末 三条仍久 大石左武永
相州綱家 相州綱善 小浜次広 桃川長吉
小浜宗長 千子村正(三代) 千子村重 若狭守氏房
出雲守氏貞 平安城信国 相州国次 日州国昌
井原国重 左兵衛国重 上野介国広 宇多国久
宇多国守 島田国助 奥州軍勝 月山(末)
波平安吉 下原藤右衛門尉康重 下原与五郎康重 千子正家
坂倉関正利 坂倉関正吉 末三原正宗 月山正信
月山昌利 長州顕国 了戒定能 甲州真屋
日州実忠 入鹿実次 大石左 末二王清綱
加州清光 長船与三左衛門尉清光 波平行安 加州行光
尾道光重 薬師堂通吉 薩州重治 隅州重吉
薩州重武 薩州重国 城州重並 平安城重泰
隅州重鑑 辰房重貞 長船重光 相州広家
五郎左衛門尉広賀 相州広次 駿河守広助 宇多平国
長船久光 小田原相州元近 薬王寺助次 江州助長
島田助宗(初代) 長船新左衛門尉祐光 大石左資永 加賀四郎資正

 

   (参考) 刀工辞典(古刀編) 藤代義雄・藤代松雄 : 著

             趣味の日本刀 柴田光男 : 著

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