大刀剣市 カタログ掲載品
吉岡一文字

第59回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.59

No.F00216

白鞘 田野辺探山先生鞘書  金着一重ハバキ

\ 3,800,000 (税込)

刃長 : 66.5cm  (2尺1寸9分) 反り : 1.5cm  (5分)

元幅 : 2.75cm 先幅 : 1.85cm 元重 : 0.55cm 先重 : 0.35cm

登録証

東京都教育委員会

昭和47年06月29日

: 備前国 (岡山県-南東部)

時代 : 鎌倉時代後期 元徳頃 1329-1330年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

重要刀剣指定書

平成25年10月11日

(無銘) 吉岡一文字

形状

 

刃文

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差やや開き、磨上ながらも腰反りつき、先へも反り加わり、中鋒。

小板目つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入り、乱れ映り鮮明に立つ。

丁字乱れに互の目・尖り刃が交じり、足・葉盛んに入り、匂勝ち小沸つき、金筋・砂流し細かにかかり、匂口明るい。

乱れ込み、小丸、先掃きかける。

表裏に棒樋、表は掻き通し、裏は丸止めとする。

大磨上、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔三、無銘。

説明

 鎌倉時代の備前物の最も大きな流れは、一文字と長船の両派であり、一文字派は以後南北朝期にかけて福岡・吉岡・岩戸などの地に繁栄し、多くの良工が輩出した。この派が一文字と呼称される所以は、茎に「一」の字をきることに因るが、銘は「一」の字のみのものと、他に「一」の字の下にさらに個銘を加えるもの、また個銘だけのものもある。吉岡一文字派は、福岡一文字派に次いで鎌倉時代末期から南北朝期にかけて繁栄した。一派の代表工には助光・助吉・助茂・助次・助義などがいて「助」を通字としており、作風は福岡一文字の名残のある大模様の乱れのものも稀に見られるが、一般には、乱れの中に互の目が目立ち、やや小出来となるものが通例である。

 この刀は地鉄は小板目つみ、地沸微塵に厚くつき、乱れ映りが鮮明に現われ、刃文は丁字乱れに互の目・尖り刃が交じり、匂勝ちに小沸つくなど、地刃に吉岡一文字の典型的作風を現している。地沸を厚く敷き、乱れ映りの鮮明に立った鍛えは鉄色明るくよく錬れ、刃文も匂立ちよく闊達に乱れ、出来が優れている。

備考

古刀 上々作。

 

田野辺探山先生鞘書

「備前国吉岡一文字 大磨上無銘 丁子主調ニ互乃目ヲ交ヘ乱映現ハレ鎌倉後期ニ於ケル同派の特色ヲ明示スル優品也 珍々重々

刃長 二尺一寸九分半有之 時季癸巳花月 探山辺道識(花押)」

吉岡一文字1
吉岡一文字2
吉岡一文字3
吉岡一文字4
吉岡一文字5

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