大刀剣市 カタログ掲載品
山浦真雄

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.F00177

(附) 変り色うねり巻鞘打刀拵

白鞘  金着一重祐乗鑢ハバキ

新々刀大鑑 所載

     参 考 品

刃長 : 71.0cm  (2尺3寸4分) 反り : 1.8cm  (5分半)

元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm

登録証

石川県教育委員会

昭和□年□月□日

: 信濃国 (長野県)

時代 : 江戸時代後期 安政3年 1856年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成23年06月21日

山浦真雄

安政三年八月日

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅広めに、元先の幅差少なく、重ねやや厚く、反り浅めにつき、大鋒に結ぶ豪壮なる姿を呈す。

小板目つみ、処々柾がかり、地沸微塵につき、地景入る。

小のたれ調に互の目・小互の目交じり、足太く長めに入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、匂口明るい。

直ぐ調に小丸に返り、先さかんに掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一。

 

縁頭

 

小尻

目貫

変り色うねり巻鞘打刀拵 総長 : 106.0cm

燕に牡丹図、竪丸形、赤銅磨地、毛彫、両櫃孔、耳金覆輪、無銘

高さ:7.4cm 幅:7.1cm 厚さ:0.4cm

白鮫着、卯の花色蛇腹巻。長さ:24.0cm

笹図、赤銅石目地、高彫、金色絵、無銘

高さ:3.9cm 幅:2.2cm

笹図、赤銅石目地、高彫、金色絵、無銘

牛に荷車図、金色絵

説明

 山浦真雄は、信州小諸赤岩村の郷士:山浦信風の嫡子として、文化元年に生まれ、弟に山浦清麿がいる。長生して、明治7年5月、71歳で歿している。はじめ清麿とともに上田の藩士で因州浜部一派の河村寿隆に学び、完利、寿昌などと銘し、のち正雄、真雄、さらに晩年は寿長と銘した。寿昌時代には天然子、一番長い真雄時代には遊射軒、遊雲斉などの号を用いている。清麿の弟子に同銘の鈴木正雄がいる為、そちらを「江戸正雄(えどまさお)」と呼ぶのに対し、「真雄(さねお)」と呼称されている。子に山浦兼虎がいる。作風は、清麿と同じく最初期には河村寿隆風の浜部然とした拳形を交えた小丁子乱れなどがあるものの、その後は相州伝に終始している。名工揃いの山浦一門の中にあって、清麿に次ぐ上手であり、作風ももっとも清麿に近い。作品は栗原信秀、鈴木正雄、斎藤清人ら他の一門に比べると、真雄・兼虎父子は多くない。地鉄、刃文もさることながら、薙刀造や脇指・短刀の冠落とし造・菖蒲造などの難しい造り込みであっても如何にも姿形が美しく、これも名工たる所以であろう。

 本作は、身幅広く、鋒の大きく延びた豪壮なる姿に、地鉄は、小板目に処々柾を交え、地沸が厚くつき、刃文は小のたれを基調に互の目を交え、沸よくつき、刃中よく働き匂口が明るいなどの優れた出来映えを示している。山浦真雄が53歳の作にして、覇気が充満としており、製作当時の変り色うねり巻鞘打刀拵が附帯することも好ましい。

備考

新々刀 上々作。

山浦真雄1
山浦真雄2
山浦真雄12
山浦真雄3
山浦真雄4
山浦真雄9
山浦真雄5
山浦真雄6
山浦真雄7
山浦真雄8
山浦真雄10

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