商品詳細

大刀剣市 カタログ掲載品

鐔 (無銘) 勘四郎

Tsuba [Kanshiro]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. F00107
肥後金工大鑑 所載
桐箱 佐藤寒山先生箱書

竪長さ : 8.3cm  横長さ : 8.0cm  耳の厚さ : 0.5cm

画題:

桐巴図
国: 肥後国 (熊本県)
時代: 江戸時代中期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
平成17年02月22日
銘: (無銘) 勘四郎
形状 : 丸形、鉄地、地透、毛彫、丸耳、両櫃孔仕立、素銅責金

説明:

西垣勘四郎は慶長十八年、豊前国中津で神官の子として生まれた。平田彦三の門人となり相伝免許を得て独立開業し、細川家の抱え工となって二十人扶持を支給されている。林又七とは同年配であり、素材・作風が似通う点もあることから、君子の風格をもつと言われる又七に対して、勘四郎は高士の風雅をもつと対比されている。

よく鍛えられたねっとりとした軟らかい感じの地鉄に、二ツ桐巴紋を力強く地透しにし、桐の花及び葉には毛彫を施している。この手のものは勘四郎の掟物で、形や、透しの技法、鉄味にもあますところなく、勘四郎の特色を示した見事な出来である。大振りの一枚に桐巴透しは迫力があり動きが感じられる。勘四郎を代表する名鐔で「肥後金工大鑑」に所載する。

備考:

肥後金工大鑑 所載

佐藤寒山先生箱書

「勘四郎 桐巴透鐔」

「丸形 鉄地 透彫 無銘 勘四郎 傑出之一也 昭和丗斗冬 寒山(落款)」

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