大刀剣市 カタログ掲載品
吉岡因幡介照次

第50回重要刀装具 NBTHK Jyuyo Paper No.50

No. F00021

桐箱

蜂須賀家伝来

\ 3,200,000 (税込)

小柄  長さ : 9.7cm    : 1.5cm

笄     長さ : 21.1cm  肩幅 : 1.25cm

画題

親子鶏図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代後期

鑑定書

(財)日本美術刀剣保存協会

重要刀装具指定書

平成16年10月15日

小柄 : 吉岡因幡介照次(花押) 行年八拾三歳

笄 : 吉岡因幡介照次(花押) 行年八拾三歳

目貫 : 吉岡因幡介照次

小柄

目貫

赤銅魚子地、高彫、金色絵象眼、裏哺金。

赤銅魚子地、高彫、金色絵象眼、裏哺金。

赤銅地、容彫、金色絵。

説明

吉岡家は、徳川幕府の抱え金工として百俵十人扶持を支給された権威ある家柄で、初代の重次が慶長年間に徳川家康に召し出されてから幕末の九代重貞に至るまで繁栄を誇っている。

この間歴代にわたって藤原姓を冠称し、二代からは因幡介の官位を受領しているが、上代の作は幕府への納品のため全て無銘である。吉岡因幡介と五字銘にきるのは、五代易次あたりかと思われるが、個銘をきらぬため代別は困難である。

 

この三所物は、笄に雄・雌・親子の三羽、小柄に同じく六羽を赤銅魚子地に金色絵で躍動感に溢れた姿に表現し、目貫も同じ材質で裏より厚めに打ち出し、力金と根も丁寧に造り、後藤本家にも劣らぬ格調を備え持った見事な三所物に仕上げている。

吉岡因幡介照次は七代目にあたり、個銘と行年銘までそえた頗る貴重な本作は、吉岡家の代別の研究に不可欠であり、資料的にも価値が高い。

将軍家の御用を務めた吉岡因幡介の真価を十分に発揮した一組である。

吉岡因幡介照次1
吉岡因幡介照次2
吉岡因幡介照次3