大刀剣市 カタログ掲載品 | |
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第28回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.28 |
No. F00017 |
白鞘 本阿弥日洲先生鞘書 金着二重ハバキ 土屋押型 所載 |
参 考 品 |
刃長 : 37.2cm (1尺2寸3分) 反り :0.9cm (2分半) 元幅 : 2.8cm 元重 : 0.7cm |
登録証 : 京都府教育委員会 昭和26年08月03日 |
国 : 日向国 (宮崎県) 時代 : 安土桃山時代 天正17年 1589年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣指定書 昭和56年12月01日 |
銘 : 日州住藤原国広 天正十七年八月日 |
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形状 : 鍛 : 刃文 : 帽子 : 彫物 : 茎 : 平造、三ツ棟、寸延びて長さのわりに身幅狭く反り深津つく。 板目肌立ちて、ザングリとして地沸つく。 互の目乱、小沸つき、砂流しかかり、飛焼きかかる。 乱れ込み、表は尖りごころ、裏は小丸、ともに返りを深くやいてそのまま棟焼きにつながる。 表の腰元に毘沙門天。 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔二。 |
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説明 : 国広はもと日向飫肥の伊藤家の家臣で天正五年同家没落後諸国を流浪し、慶長四年に京一条 堀川に定住し、同時に多くの弟子を育成した。 一見末関、或いは末相州物を思わせる作風が堀川定住以前のいわゆる天正打の特色である。
この刀は天正十七年の年紀があり、板目肌ザングリとして地沸がつき、刃文は互の目乱に飛焼・ 棟焼を焼き皆焼となり、天正打の見どころをよく示しており、指表の腰元に刻した毘沙門天の 彫刻も雅味がある。 土屋押型所載である。 |
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備考 : 新刀 最上作。 大業物。 |