粟田口一竿子忠綱

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00461

白鞘  赤銅着一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 72.8cm  (2尺4寸強) 反り : 1.7cm  (5分半)

元幅 : 2.8cm 先幅 : 1.8cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.45cm

登録証

東京都教育委員会

昭和26年03月31日

: 摂津国 (大阪府-北西部・兵庫県-南東部)

時代 : 江戸時代中期 貞享頃 1684-1687年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成28年02月04日

一竿子粟田口(以下切)(忠綱)

形状

刃文

 

帽子

彫物

鎬造、丸棟、身幅・重ね尋常に、反りつき、中鋒となる。

板目つみ、地沸厚くつき、地景入る。

直ぐ刃調に浅くのたれ、匂深く、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、刃縁に打ちのけ風交え、匂口明るい。

直ぐに小丸に返り、先掃きかける。

表裏に棒樋を丸留する。

磨上げ、先ごく浅い栗尻、鑢目 表は(旧)筋違に化粧つく、(新)切、裏は切、目釘孔一。

説明

粟田口近江守忠綱は初代:近江守忠綱の子で、後に二代目を継ぎ、「一竿子」と号した。忠綱の作風は、初代同様に焼頭のよく揃った足の長い丁子乱れ、互の目乱れや濤欄刃風の乱れ、さらには直刃・浅いのたれ刃なども焼いている。また彫物を得意としており、刀身にその物を損ねることなく、よく調和している。

本作は、現状でも2尺4寸強(72.8cm)の長寸ながら、元来はさらに長く2尺8寸(84.8cm)に及ぶ長刀であったと推察される。地鉄は、板目がよくつみ、地沸が微塵に厚くつき、地景入り、刃文は、直ぐ刃調に浅くのたれ、匂深く、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、刃縁に打ちのけ風交え、匂口明るいといった優れた出来映えを示した優品となっている。

備考

新刀 上々作

良業物

 

古研ぎの為、わずかに小錆・ヒケ・鞘あたりがあります。

鞘に年代もののため、少し傷みがあります。

粟田口一竿子忠綱1
粟田口一竿子忠綱2
粟田口一竿子忠綱3
粟田口一竿子忠綱4

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