商品詳細

薙刀直し脇指 (額銘)兼定(之定初期銘)

(古刀最上作)(最上大業物)

Naginatanaoshi-Wakizashi [Kanesada,Nosada]
特別保存刀剣
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. F00312
(附) 黒呂色塗鞘薩摩拵
白鞘 金着一重鎺
3,500,000

刃長 : 52.0cm(1尺7寸2分) 反り : 1.0cm(2分半) 

元幅 : 0.4cm 先幅 : 0.6cm 元重 : 2.75cm 先重 : 2.7cm

登録証:

東京都教育委員会
昭和27年10月8日
国: 美濃国 (岐阜県-南部)
時代: 室町時代後期 永正頃 1505-1520年

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣鑑定書
令和3年8月27日
銘: (額銘)兼定(之定初期銘)
形状 : 薙刀直し造、庵棟、身幅広く、重ね薄め、反り浅くつき、大鋒となる。
鍛 : 板目、杢交じり、総体に柾がかり、やや肌立ちごころに、地沸つき、地景入り、白気映りたつ。
刃文 : 小のたれ調に互の目・小互の目、尖り刃など交じり、足入り、匂い勝ちに小沸つき、砂流しかかる。
帽子 : 乱込み小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : 茎部分に薙刀樋の痕跡がある。
茎 : 大磨上、先切、鑢目切、目釘孔一。
拵 : 黒呂色塗鞘薩摩拵 総長 : 71.4cm
鐔 :

鉈豆図、変り形、赤銅地、高彫、毛彫、無銘(薩摩)

高さ:7.0cm 幅:6.5cm 厚さ:0.35cm

柄 : 白鮫着、黒糸柄巻。長さ:15.4cm
縁頭 :

鉈豆図、赤銅石目地、金色絵、桑畑匡史彫

高さ:3.8cm 幅:2.3cm

目貫 : 草花図、赤銅容彫、金色絵
小柄 : 果物盛り籠図、赤銅魚子地、高彫、金ウットリ色絵、裏哺金、笄直し 無銘(古後藤) 縦:9.8cm 横:1.4cm

説明:

 和泉守兼定(之定)の初期銘で、元来は薙刀であったものを大脇指に仕立て直したものとなる。茎に残された薙刀樋の痕跡と、額銘とする前の銘字を剥がした痕跡の位置から勘案すれば2尺を優に超える大薙刀であったことが窺い知られる。

 上手の赤銅地の金具を用いた黒呂色塗鞘薩摩拵が付帯することも好ましい。

備考:

古刀最上作

最上大業物

 

古研ぎの為に、全体に部分的に薄錆びがみられます。

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