商品詳細

揃金具 岩間信廬

Soroikanagu [Iwama Nobuyoshi]
重要刀装具
NBTHK Jyuyo Paper
No. F00308
佐藤寒山先生箱書
二重箱(黒檀・桐箱)・畳紙
9,000,000

鐔 : 竪長さ : 6.7cm 横長さ : 5.9cm 耳の厚さ : 0.5cm

縁 : 長さ : 3.8cm 幅 : 1.9cm 高さ : 1.0cm

頭 : 長さ : 3.4cm 幅 : 1.5cm 高さ : 0.6cm

栗形 : 長さ : 3.35cm 幅 : 1.25cm 高さ : 1.8cm

裏瓦 : 長さ : 3.2cm 幅 : 0.5cm 高さ : 0.7cm

画題:

能楽図
国: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)
時代: 江戸時代末期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
重要刀装具指定書
令和2年12月5日
銘: 鐔 銘 更生居 信廬(花押)
縁頭 銘 信廬(花押)
目貫 (割際端銘) 信・ヨシ
栗形 銘 信廬
裏瓦 無銘 信廬
探り 無銘 信廬
鐔 :

竪丸形、赤銅磨地、高彫、金・銀・赤銅・素銅象嵌色絵、鋤出彫、打返耳、片櫃孔

縁頭 :

四分一磨地、高彫、金・赤銅象嵌色絵

目貫 :

赤銅容彫、金・銀・素銅象嵌色絵

裏瓦 :

赤銅地、容彫、金銀象嵌色絵

探り :

赤銅地、容彫、金象嵌色絵

説明:

浜野・岩間系の信廬は、米沢(岩間)政廬に彫技を学び、初め政普と称したが、後に信随の「信」と政廬の「盧」をとって信廬と改名し、雄風軒・養浩堂・一渓舎・岐翁・老鷲巣などの号を用いた。彼は法橋から法眼の位に叙され、明治十一年時に七十六歳で生存していたと伝えており、その作風は、浜野・岩間流の各種色金を用いた高彫工法を得意としている。

本作は、技巧派の岩間信廬の真骨頂ともいえる作品である。能の演目と道具を数々の色絵と優れた技巧で表現した。それぞれが細部まで丁寧に再現され、繊細さを伴った作となっている。演者も道具も入念な出来で、同工の技倆の高さが存分に窺える。

備考:

佐藤寒山先生箱書

「信廬一作 能揃金具

鐔 五条橋 銘 更生居信廬花押 竪丸形素銅石目地高彫色絵

目貫 山王、鶏 割銘信廬

縁頭 能図 銘信廬花押 朧銀地 高彫 象嵌色絵

栗形 しで図、裏瓦幕 さぐり 烏兜 在銘一作也

右名作入念之作也

昭和癸丑年夏日 寒山識花押」

 

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