商品詳細

鉄扇 太阿 月山源貞一造(花押)
昭和五十八年六月吉日

Tessen [Gassan Sadakazu 2nd , National Treuasure]
No. E00005
共箱 - 月山貞一筆

全長 : 34.4cm   横幅 : 2.95cm  厚さ : 1.1cm 重さ : 494g

登録証:

国: 大阪府
時代: 現代 昭和58年 1983年

鑑定書:

銘: 太阿 月山源貞一造(花押)
昭和五十八年六月吉日
材質 : 鉄磨地 文字陰刻

説明:

鉄扇は扇子の一種であるが、通常の扇子が骨の材質に木や竹を用いるのに対し、鉄を用いる点が大きな違いとなっている。骨のみが鉄製で紙や布などを張ったもの、鉄の短冊を重ねたもの、また、扇子の形を模しただけで実際には開かないものがある。古来より武術のひとつにあり、護身用の武器、鍛錬用などとしても使用された。新選組の初代筆頭局長である芹沢鴨は、常に「盡忠報國の士、芹澤鴨」と刻まれた鉄扇を手にしていたという。また、西郷隆盛は鉄扇仕込みの外装に村正の短刀を忍ばせていたなどの逸話がある。

本作は、現代を代表する刀工のひとりである重要無形文化財保持者(人間国宝)の月山貞一刀匠の手による鉄扇である。よく鍛えられた良質な鋼を用い、真っ直と通った柾目の鍛えが美しい。流暢にしたためられた「鍛刀一筋」の文字が陰刻され鏨がよく効いている。

備考:

月山貞一自筆の共箱が附帯している。

「鐵扇 壱本」

「昭和五十八年六月吉日 太阿月山源貞一造(花押)(落款)」

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