商品詳細

縁頭 生涼軒 萩谷勝平(花押)

Fuchikashira [Hagiya Kappei]
特別保存刀装具
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. B00262
桐箱

縁 竪長さ : 3.8cm    : 2.2cm  高さ : 1.25cm

頭 竪長さ : 3.4cm    : 1.8cm  高さ : 0.8cm

画題:

河骨図
国: 常陸国 (茨城県-中部・東部)
時代: 江戸時代末期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具鑑定書
平成10年2月17日
銘: 生涼軒 萩谷勝平(花押)
形状 : 鉄磨地、高彫、金・赤銅象嵌色絵

説明:

萩谷勝平は、文化元年に寺門与重の次男として水戸に生まれ、後に萩谷仁兵衛の養子となった。通称を弥介といい、この「弥」の一字を後に門人達に通称として与えている。勝平は、彫金を水戸金工の直系である篠崎勝茂の門に学び、天保15年より藩の御用彫物師となり、幕末の水戸金工群の重鎮として活躍した。多くの子弟を育成し、その門から滑川貞勝。雲野勝珉等の名工が輩出している。

 本作は、鉄磨地に河骨の葉や幹を赤銅、花弁には金を用いて、鉄と赤銅の黒のなかに一輪の花が金によってひときわ鮮やかに表現されている。さすがに見事な構図で幹や葉が水面にちらちらと揺れる様や、凛として咲いた一輪の花が肉置きが豊かな高彫で、緻密で力強い彫技によってあらわされている。

備考:

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