商品詳細

鐔 (無銘) 林

Tsuba [Hayashi]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. B00226
林・神吉 伊藤満:著 所載
桐箱
300,000

竪長さ : 80.7cm 横長さ : 7.84cm 耳の厚さ : 5.2cm 

画題:

花菱唐草図
国: 肥後国 (熊本県)
時代: 江戸時代後期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
平成25年1月9日
銘: (無銘) 林
形状 : 縦丸形、鉄磨地、地透、毛彫、丸耳

説明:

林重光は藤平と称し、林又七の嫡男であり、父の後を受けて細川家に仕え、春日村久末に住んで作鐔した。生没年については矛盾が多いのであるが「肥後金工録」によれば、寛文七年(1667)に生まれ、延享元年(1744)七十八歳で亡くなっている。

この優雅でしなやかなデザインは林派の代表的な図であるが、西垣勘四郎の作品にもあり、当時好まれていたことがわかる。本来なら花菱が左右、天地対称になるはずの所を微妙にずらして変化を求めている。若草も同様で、文様というよりは、何か生き物のようである。又七の謹直な感性とは相当に異なっているが、これが重光の個性である。鉄色も良く大ぶりで魅力ある作品である。

備考:

林・神吉-肥後の金工 林・神吉各代とその作品 伊藤満:著

No.72 163頁 所載 「二代林重光」

 

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