商品詳細

鐔 (無銘) 早乙女

Tsuba [Saotome]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. B00208
桐箱 250,000

竪長さ : 11.5cm 横長さ : 11.3cm 耳の厚さ : 0.5cm 

画題:

杜若に雁図
国: 常陸国 (茨城県-中部・東部)
時代: 江戸時代

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
平成17年2月22日
銘: (無銘) 早乙女
形状 : 丸形、鉄地、地透、毛彫、角耳、小肉、両櫃孔

説明:

早乙女一派は元来、甲冑師であり室町時代後期の天文・永禄・天正頃より常陸国府中(茨城県石岡市)辺りで活躍した。家忠・家貞・家成など「家」の字を冠して江戸期全般に及んでいる。そして、江戸時代後期の寛政頃より鐔の製作をもするようになった。

家則が有名であり、早乙女一派の鐔は良質な鉄に大振りの図柄のものが多い。この鐔は極めて大振りであり、大胆な図柄などより無銘ながら早乙女に極められた一枚である。これ程に大振りの作品に加えて入念な作であることは好ましい。画面一杯に一株の杜若を表現し、葉と葉それに花を雁で繋いでいる。鐔の大きさの割には切羽台がやや小さく重ねもさほど厚くない。当時の歌舞伎者の拵えに添えられていたものであろうか。

備考:

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3
詳細写真4
詳細写真5
詳細写真6