商品詳細

鐔 恒春(佐々木恒春)

Tsuba [Sasaki Tsuneharu]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. B00203
桐箱

竪長さ : 8.1cm 横長さ : 7.8cm 耳の厚さ : 0.45cm 

画題:

鶴丸図
国: 宮崎県延岡市
時代: 現代 昭和

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
令和2年3月10日
銘: 恒春(佐々木恒春)
形状 : 鶴丸形、鉄磨地、肉彫地透、毛彫、象嵌、角耳小肉

説明:

佐々木恒春は、大正14年、新潟に生まれ、昭和25年、養子縁組のため宮崎県延岡に移住する。昭和30年頃から刀剣・鐔の研究製作を始め、肥後象嵌の祖である林又七の技法を取り入れ、これに独自の技法を工夫し、製作したもので高い評価を得ている。昭和61年、宮崎県延岡市無形文化財保持者に指定される。

 この図柄は鶴丸造、揚羽鶴透、舞鶴透などいろいろな呼び名があるが、肥後金工大鑑に依る揚羽鶴透の名称が的を得ているように思量される。

林又七作を忠実に写した一枚であり、羽根の内側や腕抜などに面取りをして立体感を出している。目に金象嵌を、さらに瞳に赤銅象嵌を加え生き生きとした様子が感じられる。精良な肌合い、均整の取れた姿形、微細な毛彫りなど観る者を楽しませてくれる一枚の鐔である。

備考:

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3
詳細写真4
詳細写真5
詳細写真6
詳細写真7