商品詳細

刀 大阪住月山源貞勝謹作(花押)

大正十一年三月吉日

Katana [Gassan Sadakatsu]
特別保存刀剣
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. A00695
白鞘 本阿弥光遜先生鞘書
銀着一重鎺
2,650,000

刃長 : 70.1cm(2尺3寸1分強) 反り : 1.9cm(6分) 

元幅 : 2.7cm 先幅 : 1.6cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.5cm 

登録証:

東京都教育委員会
昭和43年7月11日
国: 大阪府
時代: 現代 昭和11年 1936年

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣鑑定書
令和4年12月14日
銘: 大阪住月山源貞勝謹作(花押)
大正十一年三月吉日
形状 : 鎬造、庵棟、身幅やや細め、重ね尋常に、浅く反りつき、中鋒となる。
鍛 : 杢目を交互に交え、綾杉状となり、地沸つき、地景入る。
刃文 : 中直刃、小沸つき、刃縁ややほつれ、細かに砂流しよくかかる。
帽子 : 直ぐに小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : 表裏に棒樋・添樋を丸留めし、その下に表は草の倶利伽羅に蓮台、裏に略付素剣を肉彫する。
茎 : 生ぶ、先浅い栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明:

 月山貞勝は帝室技芸員:月山貞一(初代)の長男として明治2(1869)年、大阪-槍屋町で生まれた。名を英太郎と言い、幼少の頃より父:貞一につき鍛刀技術を修めた。その技倆は貞一に迫るものがあり、貞一没後は大阪月山家を継ぎ、その門下からは三男の月山貞一、高橋貞次の2人の人間国宝や、多くの良工を輩出し昭和18(1943)年12月24日に74歳で没した。大正7(1918)年頃までは、父貞一の相槌を勤めていた為に、自身銘の作はほとんど無く、この頃の作としては、僅かに昭和天皇立太子禮御佩刀の直刀が知られている。出羽三山神社蔵の大正10(1921)年紀の脇指は綾杉伝で、これが世にある貞勝の年紀としては最も古いものであろう。大正10年頃より貞勝は一木喜徳郎宮内大臣の知遇を受け、天皇陛下の大元帥刀や、各宮家や宮内省の御下命を受け賜わり、陸・海軍将官への御下賜刀の製作にあたっている。 貞勝の作風は、綾杉伝の他に、備前伝を得意とし、相州伝にも見るべきものがある。刀は細身で小切先の優美な姿のものが多く、これは前述した、宮内省関係の刀を多く製作していたことと深い関連があると思われる。

 本作は、形状は、鎬造、庵棟、身幅やや細め、重ね尋常に、浅く反りつき、中鋒となり。鍛えは、杢目を交互に交え、綾杉状となり、地沸つき、地景入る。刃文は、中直刃、小沸つき、刃縁ややほつれ、細かに砂流しよくかかり、帽子は、直ぐに小丸に返り、先掃きかける。彫物は、表裏に棒樋・添樋を丸留めし、その下に表は草の倶利伽羅に蓮台、裏に略付素剣を肉彫する。
 月山一門の特徴的な綾杉肌を杢目を連続して交互に配し、地沸がつき、地景が太くよく入り、整美な肌合いでよく表現している。静謐な中直刃に小沸がよくつき刃縁が綾杉肌に刃肌がからみ細かな砂流しやほつれなどの様々な景色が看取される。表に草の倶利伽羅と蓮台、裏に略付素剣の彫物もよく刀身と調和して見事である。

備考:

本阿弥光遜先生鞘書

「大阪月山貞勝 長ニ尺三寸一分五厘 昭和癸巳正月 本阿弥光遜(花押)」

 

古研ぎのため、部分的に薄サビ、ヒケ、小さな刃まくれなどがあります。

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