商品詳細

刀 武蔵国住吉原荘二作之 (無鑑査)
(切付銘)偲大般若長光義人追銘

Tachi [Yoshihara Kuniie 3rd ,copy of Daihannya Nagamitsu]
保存刀剣
無鑑査
Mukansa
NBTHK Hozon Paper
No. A00692
白鞘 金着太刀鎺 2,450,000

刃長 : 73.5cm(2尺4寸2分半) 反り : 3.0cm(10分) 

元幅 : 3.5cm 先幅 : 2.6cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm 

登録証:

東京都教育委員会
令和5年6月17日
国: 東京都
時代: 現代 昭和49年 1974年

鑑定書:

銘: 武蔵国住吉原荘二作之
(切付銘)偲大般若長光義人追銘
形状 : 鎬造、庵棟、身幅広く、重ねやや厚く、元先の幅さあり、腰反り高くつき、中鋒詰まり猪首風となる。
鍛 : 板目よく錬れてつみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入る。
刃文 : 丁子を主調に、互の目・小互の目など交じり、足よく入り、匂深く、焼き高く、華やか乱れ、匂主調に小沸つき、、細かな砂流しかかり、匂口明るく冴える。
帽子 : 直ぐ調にのたれて、尖りごころに小丸に返り、先さかんに掃きかける。
彫物 : 表裏に棒樋を丸留する。
茎 : 生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一。

説明:

吉原国家刀匠は、本名を荘二といい、昭和20年2月17日に吉原将博(二代国家)の次男として生まれる。祖父に初代:国家(勝吉)、父に二代、国家(将博)、兄に義人がいる。刀匠銘をはじめ賀陽宮恒憲殿下の「恒」と祖父:国家の「家」の字をより「恒家」(昭和45年)と名乗り、後に祖父:初代国家と同じく「国家」(昭和57年)を名乗る。昭和32年、12歳の時より祖父の初代:国家の手伝いを始め、昭和38年より本格的に修行を始め、23才の頃まで10年以上にわたり修行する。昭和40年、製作承認許可を受ける。昭和41年、新作名刀展に初出品し努力賞を受賞、昭和46年より56年まで特賞を11年にわたり連続して受賞し、昭和57年(1982)、37歳の時に無鑑査に認定される。平成15年、映画「ラストサムライ」に刀鍛冶役として出演する。平成20年、東京都指定無形文化財に認定される。

本作は、吉原国家刀匠による名物:大般若長光写しの優品で、昭和49年(1974)、29歳の作にあたる。身幅が広く、重ねがややあり、腰反りが高くつき、鋒が猪首風となった鎌倉中期の豪壮な太刀姿となる。地鉄は、 板目がよく錬れてつみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入り、鉄に潤いが感じられみずみずしい。刃文は 丁子を主調に、互の目・小互の目など交じり、足よく入り、匂深く、焼き高く、華やか乱れ、匂主調に小沸つき、、細かな砂流しかかり、匂口明るく冴え、帽子は、直ぐ調にのたれて、尖りごころに小丸に返り、先さかんに掃きかている。

さらに仔細に観察してみると、佩表の物打ちの刃文がやや大人しく、房の大きな丁子を主調にやや角張った丁子を交え、鎺元はやや焼きを低くする、帽子は直ぐ調にのたれて、尖りごころに小丸に返り、先をさかんに掃きかており、棒樋は丸留とするなど本歌:大般若長光の特徴をとらえている。寸法も2尺4寸2分半(73.5cm)とほぼ同寸で、元身幅も3.3cmにおよび、反りも3.0cmと腰反りが高くつき、猪首切先に結んだ豪壮なる姿も大般若長光の雰囲気をよくあらわしている。

実兄の吉原義人刀匠が国家刀匠の没後に「偲(ぶ)大般若長光義人追銘」と追銘を切っている。

備考:

無鑑査

 

棟の中程に縦割れがあります。

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3
詳細写真4
詳細写真5