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短刀 果作(柴田果)
昭和丙子二月吉日
Tanto [Shibata Akira]
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保存刀剣 NBTHK Hozon Paper
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No. A00686
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白鞘 木鎺
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400,000
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刃長 : 23.8cm(7寸9分) 反り : 内反り
元幅 : 2.2cm 元重 : 0.65cm
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登録証:
福岡県教育委員会
令和5年3月2日
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国:
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秋田県
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時代:
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近代 昭和11年 1936年
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鑑定書:
(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀剣鑑定書
令和6年2月21日
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| 形状 : |
平造、三ツ棟、身幅尋常に、重ねやや厚め、内反りとなる。 |
| 鍛 : |
小板目つみ、刃寄りわずかに柾がかり、地沸微塵につき、地景入る。 |
| 刃文 : |
腰元に小互の目を表は4つほど連れて焼き、その上は直刃、わずかにのたれごころを帯び、匂深く、小沸よくつき、砂流し細かにかかり、飛び焼き風の湯走りをわずかに交える。 |
| 帽子 : |
直ぐに小丸に短く返り、先掃きかける。 |
| 彫物 : |
(なし) |
| 茎 : |
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。 |
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説明:
柴田果刀匠は、本名を柴田政太郎といい、明治17年、秋田県雄勝郡、現在の秋田県雄勝郡羽後町に生まれる。名家、素封家の出身で、俳句・水墨画・書にも優れた多才な人物であった。幼少より鍛冶に関心を寄せ、のちに古伝を研究し、大和伝と相州伝を加味した独自の鍛刀法を完成させる。
昭和9年には帝展に入選し、以後、総理大臣賞、特別賞、陸軍大臣賞など数々の賞を受賞する。さらに皇室への献上刀を納める栄誉を得て、刀匠最高位とされる「国工」の称号を受け、新作日本刀展審査員・権大宗匠を務めた。昭和17年の聖代刀匠位列表では、最高位である「神品の列」十二名の一人に列せられている。
また、柴田果は著名な愛刀家としても知られ、名物:小夜左文字を所持し、これを深く愛したことから「小夜左庵」と号した。子に柴田昊刀匠がおり、父の「果」、子の「昊」は、ともに「あきら」と読む。柴田昊もまた父の作風を受け継ぎ、相州伝を基調とした力強い作を残している。
古名刀への深い憧憬と研究心は、柴田果の作刀にも大きく反映されており、地刃に覇気ある相州伝風の作域を示すものが多い。戦前・戦中を代表する異色の名工であり、現存する作は多くなく、今日では希少な刀匠として評価されている。
本作は、柴田果刀匠が52歳の作で、形状は平造、三ツ棟。身幅は尋常、重ねはやや厚めで、内反りとなる。鍛えは小板目肌つみ、刃寄りわずかに柾がかり、地沸微塵につき、地景入る。刃文は腰元に小互の目を表裏に四つほど連れて焼き、その上は直刃となって、わずかにのたれごころを帯びる。匂深く、小沸よくつき、砂流し細かにかかり、飛焼風の湯走りをわずかに交え、帽子は直ぐに小丸に短く返り、先掃き掛けるなど、藤四郎吉光写しらしい端正な出来口を示している。特に、地鉄と刃沸の妙味には古作の雰囲気に迫るものが感じられる。
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備考:
古研ぎのため、細かなヒケがみられます。
木鎺のために、刃区に小サビがみられます。
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