商品詳細

太刀 信濃国住宮入清平作

昭和六十三年八月吉日

Tachi [Miyairi Kiyohira]
No. A00677
白鞘 金着二重鎺 780,000

刃長 : 80.0cm(2尺6寸4分弱) 反り : 1.9cm(6分) 

元幅 : 3.3cm 先幅 : 2.55cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm 

 

登録証:

長野教育委員会
昭和63年9月19日
国: 長野県
時代: 現代 昭和63年 1988年

鑑定書:

銘: 信濃国住宮入清平作
昭和六十三年八月吉日
形状 : 鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、元先の幅さややあり、反りつき、大鋒となる。
鍛 : 大板目、杢交じり、柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景太く入る。
刃文 : 頭の丸い互の目を連れて焼き、焼頭が揃いごころに、足長く入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るい。
帽子 : 小さく乱れ込み小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : 表裏に棒樋を掻き流す。
茎 : 生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明:

宮入清平は、本名を宮入栄三といい、大正13年5月、長野県埴科郡坂城町に生まれた。人間国宝:宮入昭平、のちの宮入行平の実弟にあたり、昭和16年より兄について鍛刀を学び、昭和23年に独立した。昭和34年1月31日に製作承認を受ける。銘は初め「清平」と切り、この号銘は郷土の名工:源清麿の「清」と、兄:昭平の「平」に由来するものとされる。のち平成元年2月より「清宗」と改銘し、「宗」の字は相州伝の名工:貞宗にちなむという。子息には宮入法廣刀匠がいる。

昭和40年には新作名刀展に出品して努力賞を受賞し、翌41年も同じく努力賞を受けた。さらに昭和42年以降45年までは毎年奨励賞を受賞しており、昭和戦後期の現代刀壇において着実に実績を重ねた。作風は源清麿に私淑したものとして知られ、清麿を意識した覇気ある姿、力強い刃文に特色を示す。平成12年には長年の功績により長野県知事表彰を受け、平成15年5月26日に没した。
本作は、宮入刀匠が64歳の作品にあたり、鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、元先の幅差ややあり、反りつき、大鋒となった姿を呈する。地鉄は、大板目に杢交じり、柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景太く入り、鍛え肌の変化に富んで地鉄の妙味をよく示している。刃文は、頭の丸い互の目を連ねて焼き、焼頭が揃いごころとなり、足長く入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るい。相州伝を基調としながら、源清麿を意識した作風を示した一口となっている。

備考:

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3