商品詳細
短刀 義人作(吉原義人) 昭和五十年十月八日 (無鑑査) Tanto [Yoshihara Yoshihito]
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無鑑査 Mukansa
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No. A00661
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白鞘 金無垢二重鎺 | 1,450,000 | ||||||||||||
刃長 : 25.5cm(8寸4分) 反り : なし 元幅 : 2.3cm 元重 : 0.65cm |
登録証: 東京都教育委員会平成20年8月12日 |
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鑑定書: |
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説明: 吉原義人刀匠は、昭和18年2月21日に生まれ、祖父に吉原国家(初代)氏、弟に吉原荘二国家(二代)氏、子に吉原義一氏がおり、まさに刀鍛冶の一族に生まれ吉原一門の名は刀剣界に名高いものとなっている。昭和47年より、新作名刀展において高松宮賞など上位の特賞を受賞し、昭和57年、無鑑査に認定される。平成16年、東京都指定無形文化財保持者に認定される。その作風は備前伝を得意とし、備前伝の最も困難なテーマとされる「映りを鮮やかに再現し、日本刀備前伝ブームの先駆けとなった。日本の刀匠で唯一人、メトロポリタン美術館、ボストン美術館に短刀が買い上げられている。現在、世界各国の美術館から作刀のデモンストレーションの要請を受け、日本のみのとどまらず国際的な活躍をみせている。また、アメリカに鍛錬所を3ヶ所設けるなど刀剣文化の普及にも尽力している。持ち前の器用さと相俟って、彫技も巧みであり独特の龍、雨龍、白虎などを自身で彫られている。指導者としても、弟子に大野義光氏、久保善博氏ら多くの優秀な刀匠を育成する。長きに亘り常に刀剣界の第一線で活躍され、今後の活躍がますます期待される実力・人気ともに最高峰の刀匠である。 本作は、会津宰相とうたわれた蒲生氏郷が所持した「享保名物」の新藤五国光作の「会津新藤五」を吉原義人刀匠が忠実に写したものとなる。長さは8寸4分(25.5cm)、姿は平造、庵棟、身幅尋常、重ね厚く、内反りついた尋常な鎌倉時代の短刀姿をあらわす。地鉄は、小板目肌、総体によく練れてつみ、わずかに柾をがかり、地沸微塵に厚くつき、地景入り、かねが冴え、潤いが感じられる点が特筆される。刃文は、本歌と同様に鎺元に焼出し風にやや細くなり、上は次第に刃幅を増し、中直刃、匂口締まりごころに、わずかに小沸つき、匂口が明るく冴え、帽子は、直ぐに小丸にやや深く返るといった出来口をしめしている。本歌「会津新藤五」の地刃の特徴が忠実にあらわされ、 付帯する金無垢二重鎺が作品の品位をより高らしめている。 |
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備考: 東京都指定無形文化財保持者 無鑑査
金無垢鎺:26g |




