商品詳細
刀 相州住伊勢大掾綱広 (新刀上作)(業物) Katana [Isedaijyo Tsunahiro]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00593
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(附)黒呂色塗鞘打刀拵
白鞘 佐藤寒山先生鞘書 金着二重鎺 |
1,800,000 | ||||||||||||
刃長 : 70.4cm(2尺3寸2分強) 反り : 1.8cm(5分厘) 元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm |
登録証: 群馬県教育委員会昭和31年2月13日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 令和2年11月9日 |
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説明: 伊勢大掾綱広は、室町時代の天文頃から連錦を飾る名門の相州綱広の五代目である。万治年間に伊勢大掾の官位を受領し、元禄11年3月13日、83歳にて没す。作風は具の目を連れたいわゆる数珠刃を焼き、一説には、長曽弥虎徹興里の師匠ともされている。本作は、形状は鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、元先の幅さややつき、反り浅くつき、中鋒となる。鍛えは、板目、処々柾がかり流れ、肌立ちごころに、地斑状の肌交じり、地沸厚くつき、地景入り、刃文は元を直ぐに焼出し、頭の揃った互の目を連れて焼き、小のたれ・小互の目など交じり、足入り、いわゆる数珠刃風となり、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、帽子は直ぐに小丸に返り、先掃きかけるといった作域となる。丸い焼頭の揃った互の目を連れて焼いた数珠刃は厚く細かな沸がよくつき、匂深で、明るく冴えた匂口となり長曽弥虎徹を彷彿とさせるとなっている。古くは伊勢大掾綱広と長曽弥虎徹興里の師弟関係についての一説もあり、作風的には頷けるものであろうか。 附帯する黒呂色塗鞘打刀拵にかけらえた鐔は、信政の銘があり、銘鑑には同名数名いるが、宮田信清の門人であろうか。厚めの重量感のある鐔に、やや粗めの魚子を整然と打ち、耳際にも見事に魚子を打っている。表に3つ、浦に1つ家紋を彫っている。 |
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備考: 新刀上作 業物
佐藤寒山先生鞘書 「相州住伊勢大掾綱広 同作中傑出之一 長弐尺参寸二分半有之 昭和壬子(47)年師走吉日 寒山誌(花押)」 |