商品詳細
刀 於日本荘吉原国家精鍛之(初代) Katana [Yoshihara Kuniie 1st]
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保存刀剣 NBTHK Hozon Paper
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No. A00579
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白鞘 素銅一重軍刀鎺 | |||||||||||||
刃長 : 67.7cm(2尺2寸2分) 反り : 1.1cm(5分半) 元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.65cm 先重 : 0.45cm
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登録証: 東京都教育委員会平成2年8月9日 |
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鑑定書: 保存刀剣鑑定書令和2年6月25日 |
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説明: 初代:吉原国家は、本名を勝吉といい、明治26年に茨城県に生まれる。子に二代:国家(将博)、孫に三代:国家(荘二)・義人がいる。昭和7年、栗原彦三郎昭秀の日本刀伝習所に入門し鍛刀の技を磨く。昭和13年、陸軍授名刀工市販として板橋造兵廠にて作刀する。笠間一貫斎繁継にも学ぶという。東京都葛飾区高砂に住し、昭和45年5月20日、75歳にて没す。 本作は、鎬造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、元先の幅さややつき、浅く先反りつき、中鋒に結ぶ刀姿を呈す。地鉄は、小板目肌つみ、処々柾がかり、地沸つき、地景入り、指表の上部の刃先にはわずかに鍛え割れがあり、部分的に異質な鉄が見受けられる。刃文は、互の目・小互の目を連れて焼き、丁字風の刃交じり、焼き高く華やかに乱れ、足繁く入り、匂主調に細かに小沸つき、砂流しかかり、棟をさかんに焼くといった作域みせ、丁字の形状が美しく、匂口が柔らかく明るいものとなり、後の「吉原丁字」の片鱗が垣間みえるようである。
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備考: 古研ぎのため、全体に薄錆やヒケがあります。 指裏の上部の鎬地に柾割れがみられます。 |