月山貞利

無鑑査 Mukansa

No.A00487

白鞘  金着二重ハバキ

(附) 刀箱 - 月山貞一筆

\ 2,300,000 (税込)

刃長 : 76.7cm  (2尺5寸3分) 反り : 2.2cm  (7分)

元幅 : 3.4cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm

登録証

奈良県教育委員会

昭和60年07月19日

: 奈良県

時代 : 現代 昭和60年 1985年

鑑定書

大和国住月山貞利彫同作(花押)

昭和六寿年七月吉祥日

形状

刃文

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅やや広目、重ね厚めに、腰反りつき、中鋒となる。

小板目肌よくつみ、地沸つき、地景入る。

直ぐ調に、小互の目を連れて焼き、総体に逆がかり足・逆足よく入り、片落ち互の目状となり、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。

浅くのたれ込み小丸に返り、先掃きかける。

表裏に棒樋を丸留、腰元の樋中に表:長梵字、裏:倶利伽羅を浮彫する。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明

 月山貞利刀匠は、本名を月山清といい、昭和21年1月21日、二代:月山貞一の三男として生まれる。昭和44年、大阪工業大学卒業後、父:貞一刀匠について鍛刀の業を学ぶ。作風は、月山一門伝統の綾杉伝のほかに相州伝や備前伝があり、また、刀身彫刻も巧みである。新作刀展覧会において幾多の特賞を受賞し、昭和50年、無鑑査に認定され、平成15年、奈良県無形文化財保持者に認定される。近年では、水戸徳川家に伝来したが関東大震災で被災した手掻包永作の名物:児手柏の写しを製作されている。

 本作は、月山刀匠による備前長船景光の名物「小竜景光」写しの優品である。身幅がやや広く、重ねが厚めで、腰反りが高く、鋒が中鋒に結んだ鎌倉後期の優美な太刀姿となる。地鉄は、精美な地鉄に小沸がつき、刃文は、直刃を基調とし、小互の目に逆足を交えて景光写しであるため総体に逆ごころなり、刃中に金筋・砂流しなどの働きが美しい。彫物は月山刀匠による自身彫となり入念な倶利伽羅が見事である。

「小竜景光」は、元来は2尺6寸7分ほどの太刀を約2寸5分磨上げ、2尺4寸3分9厘となっており、磨上げによって竜がハバキ上に覗いて見られることから一名「覗き竜景光」とも称せられる。月山刀匠は磨上げられた本歌を生ぶの姿への復元に挑戦し、彫物も自身で「小竜」を師独自の境地にアレンジしている。月山刀匠が39歳の最高傑作の一振りであり、研磨・白鞘・ハバキなども最上の工作となっており、月山貞利刀匠の師で父でもある人間国宝(重要無形文化財保持者):月山貞一刀匠が筆をとられた刀箱が附帯している。

備考

無鑑査

奈良県無形文化財保持者

 

刀箱 - 月山貞一刀匠筆 重要無形文化財保持者 (人間国宝)

「御刀 壱口

石井克視先生応需

一 模国宝小龍景光刃長弐尺五寸参分樋中真倶利伽羅不動梵字彫刻大和国住月山貞利彫同作(花押)

昭和六寿年七月吉祥日 三輪山狭井河之上 太阿源貞一記(落款)」

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