遠藤光起

無鑑査 Mukansa

No.A00387

白鞘  金着二重ハバキ

      売 約 済

刃長 : 76.4cm  (2尺5寸1分) 反り : 2.0cm  (5分半)

元幅 : 3.1cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

登録証

県教育委員会

昭和57年06月15日

: 新潟県

時代 : 現代 昭和57年 1982年

鑑定書

光興 (遠藤光起)

昭和五十七年六月日

形状

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅広め、重ね厚く、反り浅くつき、中鋒延びごころとなる。

板目よくつみ、地沸厚くつき、地景入る。

のたれ調に互の目交じり、鎬筋にかかる程に焼き高く、乱れ、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、飛焼さかんに交え、棟を焼く。

一枚風、やや焼き下げ、先掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明

 遠藤光起刀匠は、本名を遠藤仁作といい、明治37年生まれ、新潟県において鍛刀す る。刀鍛冶の師匠はおらず、作刀を独学で研究し、昭和10年、東京の栗原彦三郎の 日本刀鍛錬伝習所に入門する。栗原彦三郎師先生は聖代刀匠位列において、遠藤光 起を最上大業物、検査役格と評されている。日本刀大共進会優秀賞、日本刀展覧会 特選など多く受賞した。戦時中、同郷である新潟県長岡出身の山本五十六海軍大将 が昭和天皇より賜った御下賜金により作刀を命じられる。昭和20年、海軍省命で山 本五十六元帥の記念刀を謹作する。戦後は、昭和30年以降、新作名刀展において特 賞を数多く受賞し、昭和56年、無鑑査に認定される。平成4年に88歳で没す。作風は、備前伝を得意とし、昭和を代表する名人として知られる。

 本作は、2尺5寸1分(76.4cm)と長寸の刀で、鎬造、庵棟、身幅広め、重ね厚く、反り浅くつき、中鋒延びごころとなる。地鉄は、板目がよくつみ、地沸厚くつき、地景入る。刃文は、のたれ調に互の目交じり、鎬筋にかかる程に焼き高く、乱れ、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、飛焼さかんに交え、棟を焼き、帽子は一枚風となる。遠藤刀匠の常々の作風とは、趣が異なった相州伝の作風で就中、「郷義弘」を範としたものであろう。沸づいた刃文は鎬筋を超えるほどに焼きが高く、物打ちから帽子にかけては殆ど一面を焼いており、刃中の働きと相俟って覇気が感じられる。

備考

無鑑査

 

佩表 下部の鎬地に柾割れがみられます。ごくわずかに小さな点状の小錆が数カ所あります。

遠藤光起1
遠藤光起2

刀剣や刀の販売なら日本刀販売専門店つるぎの屋のTOPページに戻る