松田次泰

無鑑査 Mukansa

平成二十一年新作名刀展 優秀賞作品

No.A00284

白鞘  金着一重太刀ハバキ

     売 約 済

刃長 : 79.1cm  (2尺6寸強) 反り : 2.6cm  (9分)

元幅 : 3.05cm 先幅 : 2.0cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.45cm

登録証

千葉県教育委員会

平成23年12月09日

: 千葉県

時代 : 現代 平成二十一年 2009年

鑑定書

松田次泰作

平成二十一年春吉日

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚め、元先の幅差つき、腰反り高くつき、元に踏ん張りごころがあり、小鋒となる。

小板目つみ、細かに地沸つき、地景入り、淡く映りごころたつ。

小互の目に小丁子ごころの刃少しく交じり、乱れ、足入り、匂深く、小沸よくつき、刃中細かに砂流しかかる。

焼きやや深く直ぐに小丸に返り、先掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明

 松田次泰刀匠は、本名を松田周二といい、昭和23年7月27日に生まれる。昭和49年、長野県の人間国宝:宮入昭平(行平)刀匠の高弟である高橋次平刀匠に入門、昭和56年、千葉県で独立し、平成22年に無鑑査に認定される。。高橋次平刀匠は、宮入昭平(行平)刀匠の一番弟子として仕事を支え、20年以上弟子生活をした昔気質の大変に厳しい人あった。松田次泰刀匠も入門してから4年ほどは炭切り、6年目にして初めて刀を造らせてもらったそうである。作風は、鎌倉時代初期の古備前を理想とし、とりわけ地鉄に主眼をおき鍛えや映りの再現に努力されている。

 本作は、長寸にて身幅広く、元先の幅差つき、腰反りが強く、元に踏ん張りが感じられ、小切っ先に結ぶ鎌倉時代初期の太刀姿を見事に再現した優美な姿型をしめし、中心にも僅かに反りをつけるなどの細心の注意が払われている。地鉄は、小板目肌がつみ、されど無地風とはならずに、地沸が細かにつき、淡く乱れ映りが立つ。刃紋は、小丁子を交えた小さな乱れ、小足が入り、小沸がよくつき、ささやかな砂流しがかかるなど、鎌倉初期の古備前派の古色ある静謐な作風をよくあらわしている。古備前派の中でも、直ぐ調に刃中に働きがみられるところから古備前正恒に私淑した松田次泰刀匠の会心の一振りといえる。平成21年、新作名刀展において優秀賞二席を受賞した作品にして、さすがに出色の出来映えであり、研磨・白鞘・ハバキなどの工作もすべて一級品となっている。

備考

無鑑査

平成二十一年新作名刀展 優秀賞作品

松田次泰1
松田次泰2

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