後藤顕乗正継

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.F00176

桐箱

     売 約 済

表:竪長さ : 1.5cm   横長さ : 3.5cm

裏:竪長さ : 1.5cm   横長さ : 3.5cm

画題

龍虎図

: 山城国 (京都府-南部)

時代 : 江戸時代前期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成23年03月01日

(無銘) 伝顕乗

 

金無垢地、容彫

説明

 後藤顕乗正継は、五代徳乗の三男で、天正14年の生まれである。別家、理兵衛家を起こし、理兵衛正継と名乗ったが、元和3年、六代目の兄:栄乗が江戸で歿してからは子の即乗が若年のため家督を預かって宗家七代目となる。寛永5年になって即乗に八代目を継がせ、その後は従弟の覚乗と隔年交代で加賀前田家に仕えて百五十石を給され、加賀後藤家の礎を築いた。古来「祐、光、顕」と賞賛された名工である。

 龍虎図の目貫は、後藤家四代:光乗が創意の図柄で、それ以前の後藤各代には、この図は見られない。織田信長の愛用品として伝えら得ている目貫にこの図のものがある。桃山文化が生んだ図柄の一つであろう。この目貫も「山高く谷深し」の後藤家の彫口を守り、肉彫をたっぷりとった力強い作品である。光乗の作にも近いものであるが、根がやや長いところから、七代:顕乗に極められたものであろう。

後藤顕乗正継1
後藤顕乗正継2
後藤顕乗正継3
後藤顕乗正継4
後藤顕乗正継5
後藤顕乗正継6
後藤顕乗正継7
後藤顕乗正継8
後藤顕乗正継9
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後藤顕乗正継11
後藤顕乗正継12
後藤顕乗正継13

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