勘四郎

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.F00123

桐箱 佐藤寒山先生 箱書

     売 約 済

竪長さ : 7.75cm   横長さ : 7.3cm  耳の厚さ : 0.45cm

画題

左右餌畚透図

: 肥後国 (熊本県)

時代 : 江戸時代中期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成21年06月26日

(無銘) 伝勘四郎

 

竪丸形、鉄槌目地、陰透、金布目象嵌、丸耳、両櫃孔(赤銅当金)

説明

西垣勘四郎は慶長十八年、豊前国中津で神官の子として生まれた。平田彦三の門人となり相伝免許を得て独立開業し、細川家の抱え工となって二十人扶持を支給 されている。林又七とは同年配であり、素材・作風が似通う点もあることから、君子の風格をもつと言われる又七に対して、勘四郎は高士の風雅をもつと対比されている。

 初代:勘四郎の作風について「肥後金工録」の中で「・・・其エフコ異風巴扇透等は掟ものとす」と示している様に、この鐔の図柄は勘四郎の中でも最も得意とされたものである。耳から切羽台にかけてわずかに肉をおとした造り込みの妙味も見事である。ねっとりとした鉄質で黒みがかった鉄色が澄み、わずかに金布目象嵌が施され、勘四郎ならではの鉄味である。

備考

佐藤寒山先生 箱書

「楽寿 餌ふご透 鐔」

「竪丸形 鉄地 ひき肌 左右大透 金布目象嵌 無銘 楽寿 古雅ニ 昭和己酉年秋 寒山誌(花押)」

昭和44年(1969)

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勘四郎2
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