古赤坂

特別保存刀装具 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No. B00025

桐箱

  売約済

竪長さ : 7.8cm   横長さ : 7.65cm  耳の厚さ : 0.6cm

画題

月に雁図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代初期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀装具鑑定書

平成11年02月10日

(無銘) 古赤坂

 

丸形、鉄地、地透、丸耳、両櫃孔

説明

赤坂鐔は江戸の赤坂に居住したところからその名があり、江戸初期、寛永ごろの忠正を初代として幕末まで栄え、上三代は無銘である。有銘のものは四代の彦十郎忠時からあり、八代まで同名をきる。一般に三代までの無銘の作を古赤坂と呼んで珍重し、その作風を見ると尾張や古正阿弥の影響が感知される。

本作は、二羽のつがいの雁が夕暮れ時に巣に帰る様は江戸初期の赤坂近辺の地には良く見られた風景かもしれない。まま古赤坂鐔に見られる画題である。

良質な鉄味、丸耳の中に見られる鉄骨、切羽台の先の尖りごころの形、両櫃の大きさの違いなどから古赤坂の中でも初代:忠正にちかいものである。江戸初期の作。

古赤坂1
古赤坂2
古赤坂3

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