古赤坂

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No. B00024

桐箱

  売約済

竪長さ : 8.15cm   横長さ : 7.9cm  耳の厚さ : 0.65cm

画題

梅樹図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代初期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成17年06月22日

(無銘) 古赤坂

 

撫角形、鉄地、地透、丸耳、片櫃孔

説明

赤坂鐔は江戸の赤坂に居住したところからその名があり、江戸初期、寛永ごろの忠正を初代として幕末まで栄え、上三代は無銘である。有銘のものは四代の彦十郎忠時からあり、八代まで同名をきる。一般に三代までの無銘の作を古赤坂と呼んで珍重し、その作風を見ると尾張や古正阿弥の影響が感知される。

本作は、良質な地鉄、丸み、厚さがやや厚手であるところ、切羽台の先がやや尖り気味なところなど、古赤坂の作風を示した一枚である。尚、赤坂鐔は丸形のものが多いが、鉢の木透、武蔵野透、蟷螂透などやや異風なものもある。この鐔の様に撫角形は少なく、梅樹透も雅味があり、大振りであるところも好ましい。江戸初期の作。

古赤坂1
古赤坂2
古赤坂3

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