今井貞六

 

No.A00412

白鞘 天田昭次先生鞘書(重要無形文化財保持者-人間国宝)

金着一重ハバキ

      売 約 済

刃長 : 18.9cm  (6寸2分) 反り : なし

元幅 : 2.1cm 元重 : 0.7cm

登録証

新潟県教育委員会

昭和56年06月09日

: 新潟県

時代 : 現代 昭和12年 1937年

鑑定書

越後国貞六

昭和十二年八月日

形状

刃文

帽子

平造、庵棟、やや細身、重ねやや厚く、反りなし。

小板目肌よくつみ、精美にして、地沸つき、地景入る。

中直刃、小沸つき、匂深く、明るく冴える。

直ぐに焼詰め、先わずかに掃きかける。

生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明

 今井貞六刀匠は、本名を弥一といい、天田貞吉門にして、陸軍受命刀匠、新潟県北蒲原郡において鍛刀する。晩年は師匠の天田貞吉の代作代銘も行っていた。

 本作は、細身ながら重ねやや厚く、無反りにて寸法が6寸2分と短い、所謂、嫁入短刀姿となっている。地鉄は、小板目極めてよく錬れ精美となる。刃文は、小沸出来にて匂口やや深く、明るく冴えた中直刃となる。帽子は、直ぐに焼詰めとなる。帽子の返りがなく、焼詰めとなることが嫁入り短刀の条件の一つといわれている。製作されたのは約80年前であるが、茎の錆色なども今でもそれほど時が経ったものとは思えず、保存状態は良好といえる。

 天田昭次先生鞘書(重要無形文化財保持者-人間国宝)も貴重となっている。

備考

白鞘 天田昭次先生鞘書(重要無形文化財保持者-人間国宝)

「越後国今井貞六作 昭和十二年八月日 刃長六寸二分 昭次誌(花押)」

今井貞六1
今井貞六2
今井貞六3

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