保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00391 |
白鞘 赤銅着一重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 34.4cm (1尺1寸3分) 反り : 0.7cm (1分半) 元幅 : 2.9cm 元重 : 0.7cm |
登録証 : 埼玉県教育委員会 平成22年03月11日 |
国 : 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部) 時代 : 江戸時代後期 嘉永7年 1854年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成26年07月09日 |
銘 : 固山宗平作 嘉永七年二月日 |
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形状 : 鍛 : 刃文 :
帽子 : 彫物 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚め、切先部が両刃状となり、先反りつく。 小板目肌、処々わずかに柾がかり、地沸つき、地景入る。 小互の目を連れごころに焼き、少しく角張る刃、尖り刃交じり、足入り、匂勝ち小沸、金筋入り、砂流しかかる。 直ぐに小丸に返り、先掃きかける。 表裏に薙刀樋に添樋を丸留する。 生ぶ、先入山、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。 |
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説明 : 固山一心斉宗平は、固山宗次の兄:固山宗平(初代)の子で、固山宗次の甥にあたる。宗平(二代)にして一心斉と号した。上総国一宮藩(現在の千葉県長生郡一宮町):加納家に抱えらた。 江戸時代後期になると、水心子正秀が唱えた復古論の影響によるものか、正秀をはじめとし水心子系の刀工には比較的に長短にかかわらず切先両刃造を多く経眼される。この脇指は、固山一心斎宗平(二代)の作で、短いながらも、鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚め、切先部が両刃状としている。刃文は、固山一門にみられる丁字乱れを焼き、小互の目を連れごころに焼き、少しく角張る刃、尖り刃交じり、足入り、匂勝ち小沸、金筋入り、砂流しかかるといった出来口をみせている。 |
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備考 : 新々刀 中上作 |