同田貫源左衛門

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.A00381

白鞘

     売 約 済

刃長 : 73.8cm  (2尺4寸3分) 全長 : 139.0cm  反り : なし

元幅 : 3.4cm 元重 : 1.2cm 先重 : 0.8cm

登録証

熊本県教育委員会

昭和44年03月17日

: 肥後国 (熊本県)

時代 : 室町時代後期 文禄頃 1592-1595年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成25年01月29日

九州肥後同田貫源左衛門

形状

 

刃文

 

帽子

彫物

平三角造

板目、総じて柾がかり、大肌交じり、肌立ちごころに、地沸つき、地景入り、鉄色黒みがかり、白気映りたつ。

直刃調に小のたれ風交じり、小互の目・尖り刃交じり、足入り、匂勝ちに小沸つき、砂流しかかる。

直ぐに焼詰め、先掃きかける。

平地に太樋を丸留する。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明

 室町時代末期に肥後国菊地に同田貫一派が現れ新刀期に及んでいる。この派の刀工には上野介、左間介、兵部、又八、国勝、正国その他数名が知られている。一派の作柄は概ね無骨な姿に匂口が締まりがちに叢沸がついた乱刃であり、その鋭利さをもって賞賛されていた。源左衛門は同田貫一派の良工で、まま経眼されるところであり、銘鑑では年代を文禄頃としている。

 本作は、身幅広く2尺4寸3分(73.8cm)と非常に長寸で、茎長く刀身・茎共にほぼ当時の状態で今に伝えている。地鉄は、板目が総じて柾がかり、大肌交じり、肌立ちごころに、地沸つき、地景入り、鉄色黒みがかり、白気映りたつ。刃文は、直刃調に小のたれ風交じり、小互の目・尖り刃交じり、足入り、匂勝ちに小沸つき、砂流しかかるなどの出来口をみせている。同田貫源左衛門の銘も堂々と切られており、質実剛健の名槍といえる。

備考

 

部分的に小傷・ヒケ薄錆がみられます。

同田貫源左衛門

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