杉山正俊

 

No.A00372

白鞘  金着二重ハバキ

      売 約 済

刃長 : 72.0cm  (2尺3寸8分弱) 反り : 1.2cm  (4分)

元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.7cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm

登録証

徳島県教育委員会

平成04年02月13日

: 徳島県

時代 : 現代 平成3年 1991年

鑑定書

阿波国正俊造

平成三年十一月日

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差少なく、身幅の割に鎬幅狭く、反り浅く、先反りごころつき、大鋒一段と延びる。

板目つみ、地沸つき、地景よく入る。

小のたれ調に互の目・小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るい。

浅く乱れ込みに小丸に短く返り、先掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明

 杉山正俊刀匠は、本名を杉山俊雄といい、昭和2年に生まれる。鍛刀の技を杉山正友師、河内国平師に学び、竜眼子と号す。新作名刀展に努力賞など多数受賞し、徳島県無形文化財保持者となり徳島県吉野川市に在住する。

 2尺3寸8分弱(72.0cm)の刀で、身幅尋常、元先の幅差少なく、身幅の割に鎬幅狭く、反り浅く、先反りごころつき、大鋒一段と延びるといった豪壮なる姿形となる。地鉄は、板目が、総じてよくつみ、刃文は、小のたれ調に互の目・小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るいなどの出来口を示している。姿形や刃取りなどから新々刀期の山浦清麿を意識したものであろうか。よく練れた地鉄に、匂口が明るく冴えた小気味よい一振りとなっている。

備考

杉山正俊1
杉山正俊2
杉山正俊3
杉山正俊4

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