杉山正俊

平成十八年新作名刀展 入選作品

No.A00346

白鞘  金着二重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 39.6cm  (1尺3寸1分) 反り : 0.6cm  (1分強)

元幅 : 3.5cm 元重 : 0.7cm

登録証

徳島県教育委員会

平成18年08月23日

: 徳島県

時代 : 現代 昭和62年 1987年

鑑定書

杉山正俊造

平成十八年年二月日

形状

刃文

 

帽子

彫物

平造、三ツ棟、身幅広く、重ね厚く、浅く反りつき、大柄な体配となる。

板目、総体に柾がかり、処々肌立ちごころに、地沸つき、地景入る。

のたれ調に互の目や丁子風の刃交じり、足入り、匂勝ちにわずかに小沸つき、砂流しかかる。

直ぐに小丸に返り、先掃きかける。

表裏に刀樋を丸留する。

生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明

 杉山正俊刀匠は、本名を杉山俊雄といい、昭和2年に生まれる。鍛刀の技を杉山正友師、河内国平師に学び、竜眼子と号す。新作名刀展に努力賞など多数受賞し、徳島県無形文化財保持者となり徳島県吉野川市に在住する。

 この脇指は、身幅が3.5cmとかなり広く、いわゆる段平(だんびら)な体配を示し、長さと相俟って迫力が感ぜられる。山型のおおどかなのたれ基調に互の目に、丁子風の刃を交え、南北朝時代の長船長義に私淑したものであろうか。平成18年、新作名刀展において入選を獲得した作品となっており、研磨・ハバキ・白鞘などのコンディションが良好であることも好ましい。

備考

杉山正俊1
杉山正俊2
杉山正俊3
杉山正俊4

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