保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00262

白鞘  素銅二重上貝金鍍金ハバキ

     売 約 済

刃長 : 38.8cm  (1尺2寸8分) 反り : 0.8cm  (2分)

元幅 : 3.2cm 元重 : 0.75cm

登録証

新潟県教育委員会

昭和44年09月19日

: 美濃国 (岐阜県-南部)

時代 : 室町時代末期 天正頃 1573-1592年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成23年08月17日

兼勝 (時代室町最末期)

形状

 

 

刃文

 

帽子

平造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚めに、寸延び、先反りのついた大振りの平脇指である。

板目に、杢目肌やや顕著にあらわれ、指表、棟寄りの柾やや強く、表裏、棟寄りに淡く白け映りたつ。

浅い小のたれを基調に、小互の目交じり、小足入り、小沸つき、総体に叢となり、刃縁に喰い違い刃、二重刃、打ちのけなど交える。

浅くたるみ込み、先小丸に返り、返りやや深い。

生ぶ、先浅い栗尻、鑢目切、目釘孔一。

説明

 兼勝は、室町時代後期の美濃国関の刀工で、銘鑑によれば古くは延徳頃に関兼谷の子の兼勝がいる。続いて明応、永正、天文、永禄、天正がおり、新刀期にいたり慶長・寛永ころにいる。本作は、いわゆる新古境の天正頃の兼勝と推察される。ほとんど研ぎ減りのない健全な状態となっている。現在は、古研ぎである為に多少のヒケなどはあるものの、健全であり作風は地鉄は柾が顕著にて白け映りが立ち、刃紋は、小沸が叢たつなど同時代の氏房・政常らを連想させる。

備考

 

古研ぎ為、全体に細かなヒケ、棟に小錆などがみられます。刃区がわずかに欠けています。

兼勝1
兼勝2
兼勝3
兼勝4

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