出雲大掾吉武

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper 高級居合刀向

No.A00229

黒呂色塗鞘打刀拵  金着二重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 70.5cm  (2尺3寸3分) 反り : 1.5cm  (5分)

元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

刀身重量(裸身) : 789g  刀身重量(鞘を払って) : 1,073g

登録証

群馬県教育委員会

昭和56年07月24日

: 山城国 (県-部)

時代 : 江戸時代初期 寛永頃 1624-1643年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成23年01月28日

出雲大掾藤原吉武作す(初代)

形状

 

 

刃文

 

 

帽子

鎬造、庵棟、磨上げながら、身幅広めに、重ねやや厚く、浅く先反りつき、中鋒となり、手持ちがズシリと重い頑健な体配となる。。

板目に杢を少しく交え、肌立ちごころに、地沸厚くつき、地景太く入り、ザングリとした肌合いを呈す。

互の目乱れ、小互の目・丁子風の刃など交じり、総体に逆がかり、足・逆足よく入り、焼高く華やかに乱れ、刃中沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、刃縁に飛焼風の湯走りを交え、棟を焼く。

のたれ込み小丸に返り、先掃きかける。

磨上げ(約4.5cm)、先切、鑢目筋違、目釘孔二。

 

縁頭

 

目貫

黒呂色塗鞘打刀拵 総長 : 100.0cm

柳に馬図、丸形、鉄地、鋤出高彫、金色絵、両櫃孔、耳真鍮覆輪、無銘

高さ:7.9cm 幅:7.3cm 厚さ:0.5cm

白鮫着、黒糸柄巻。長さ:25.0cm

群馬図、赤銅魚子地、高彫、金銀色絵、無銘

高さ:3.8cm 幅:2.2cm

馬図、赤銅地容彫、金色絵

説明

 初代:出雲大掾吉武は堀川国広門の平安城国武の子で、鍛刀の技を同じく堀川一門の高弟である出羽大掾国路に学び、一門では他に越前大掾国次、信濃大掾忠国らがいる。

 本作は、約4.5cmの磨上げながら、身幅広く、重ね厚く、平肉よくつき、手持ちもズシリと重く、それを感じさせない頑健な造り込みとなる。地鉄は、所謂「堀川物」の板目に少しく杢を交え、やや肌立ち、地沸が厚くつき、地景が太くよく入った黒みを帯びたザングリとしたものとなる。刃文は、吉武としては珍しい総体に逆がかった互の目乱れに、処々丁子風の刃を交え、刃中全体がよく沸づき、焼が高く華やかとなるなどの優れた出来映えをしめしている。附帯する拵は、金具を全て馬図でまとめた意匠となっている。

備考

新刀 上作。

業物。

 

この商品には白鞘は附帯しません。白鞘製作をご希望の方は別途ご相談ください。

指表の物打ち辺に、鍛え割れが2カ所みられます。

出雲大掾吉武1
出雲大掾吉武2
出雲大掾吉武3
出雲大掾吉武4
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