小谷靖憲

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00502

白鞘   素銅一重太刀ハバキ     (商談中)

\ 650,000 (税込)

刃長 : 64.1cm  (2尺1寸1分半) 反り : 1.6cm  (5分半)

元幅 : 2.85cm 先幅 : 1.8cm 元重 : 0.0cm 先重 : 0.0cm

登録証

東京都教育委員会

平成29年04月15日

: 東京都

時代 : 現代 昭和15年 1940年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成30年03月15日

靖憲

昭和十五年五月吉日

形状

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常にて、重ねやや厚く、先反りつき、中鋒に結ぶ。

小板目肌つみ、地沸よくつき、地景入る。

中直刃調に浅くのたれごころを帯び、小互の目少しく交じり、足・葉入り、小沸つき、金筋入り、砂流しかかる。。

直ぐに、品良く小丸に返る。

生ぶ、先入山、鑢目切、目釘孔一。

説明

「靖国刀匠」とは、昭和8年7月に当時の陸軍大臣:荒木貞夫が有事に際した軍刀整備の為に組織した刀工集団 (財)日本刀鍛錬会に所属する刀匠たちの通称で、彼らが鍛えた刀剣は「靖国刀」と呼称され、その名は日本刀鍛錬会が靖国神社境内に置かれたことに由来している。創設には後に主事となった海軍大佐:倉田七郎らが尽力し、草創期の主任刀匠として宮口靖広、梶山靖徳、池田靖光などがいる。鍛錬会では、主として通常の軍刀の制作や陸海軍大学校の成績優秀な卒業生に贈られた御下賜刀(所謂恩賜の軍刀)などの制作を行っており、終戦により同会が解散するまでに約8100振の刀を制作したといわれている。現在でも鍛錬所の建物は靖国神社境内に残っているが、内部は改装されて茶室になっている。

小谷靖憲は本名を憲三といい、明治2年1月7日に広島県に生まれる。昭和8年7月8日、伯父である梶山靖徳の先手として日本刀鍛錬会に入会する。昭和10年7月1日、林銑十郎陸軍大臣より刀匠銘「靖憲」を授名する。昭和13年、自宅に鍛錬場を解説し、日本刀鍛錬会の休日などに親類や友人のために造刀を開始する。自宅の鍛錬場で造刀したものには靖徳と同様に、陸軍大将なら武次(侍従武官長)より授名した刀匠銘「武憲」を切る。昭和19年12月21日、陸軍兵器行政本部主催の第2回陸軍軍刀展覧会において会長賞を受賞する。昭和20年7月15日、香川県善通町に(財)日本刀鍛錬会の分工場開設のために移動する。同年8月15日、香川県で終戦を迎え、退会する。(財)事平日用器具研究所に参加するが、12月28日、退所し帰郷する。

昭和45年5月29日、美術刀剣製作の認可を受ける。新作名刀展において入選を5回受賞する。

本作は、よく鍛えらえた精良な地鉄に、直刃を基調に小互の目を交え、小沸がよくつき、部分的にやや強くつき、刃中には金筋・砂流しを交えた優れた出来映えを示している。

備考

古研ぎのために全体に薄錆があります。

鞘に傷みがみられます。

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