大野義光

無鑑査 Mukansa

平成十四年新作名刀展 無鑑査出品作品

No.A00347

白鞘  金着二重ハバキ

      売 約 済

刃長 : 70.3cm  (2尺3寸2分弱) 反り : 2.05cm  (6分半)

元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.6cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm

登録証

東京都教育委員会

平成04年11月12日

: 東京都

時代 : 現代 平成14年 2002年

鑑定書

於備前国大野義光作

平成十二二年春

形状

刃文

 

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚め、元先の幅差さまでつかず、反りつき、中鋒延びる。

小板目肌細かにつみ、地沸つき、地景入り、乱れ映りたつ。

大丁字乱れ、小丁字少しく交じり、総体に重花状となり、鎬にかかるほど焼き高く華やかに乱れ、足・葉よく入り、匂い本位にわずかに小沸付き、小さく金筋入り、砂流しかかる。

焼き深く、乱れ込み、表は焼詰め、裏は小丸に短く返り、先掃きかける。

表裏に棒樋を掻き流す。

生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明

 大野義光刀匠は、昭和23年10月16日に新潟県西蒲原郡に生まれ、本名を吉川三男という。日本大学農獣医学部に入学し、学生時代より日本刀に興味を持ち、昭和44年に、吉原義人・吉原荘二刀匠らの鍛錬所で日本刀の製作の道に入る。昭和55年、文化庁より「美術刀剣類製作承認」を受け、刀匠となり、同年、新作名刀展に初出品する。昭和51年、新潟県黒崎町に鍛錬所を設けて独立する。昭和57年より62年まで、高松宮賞、文化庁長官賞の特賞を6回連続受賞し、昭和62年に無鑑査認定となる。昭和59年、伊勢神宮第61回式年遷宮の御神刀を謹作する。作風は、備前伝を得意とし、「大野丁子」と呼称される華やかな重花丁子乱れを焼く。就中、上杉家に伝来した名物「山鳥毛」(国宝)を写したものは国内外で高い評価を得ている。

 本作は、姿は身幅広く、重ね厚め、元先の幅差がさまでつかず、反りつき、中鋒が延びたといったいわゆる太刀姿ではなく、打刀の姿となっている。よって、太刀姿よりも身幅が広めで、そこに、大野義光刀匠が得意とする鎬にかかるほどに高く華やかな重花丁子乱を焼いた覇気あるものとなっている。平成14年新作名刀展 無鑑査出品作品にて、研磨は藤代興里師が差し込み研ぎで上研磨を施されおり、華やかな重花丁子と相俟って、より一層に迫力あるものとなっている。

備考

無鑑査

 

研ぎ:藤代興里師 最上研磨済み(差し込み研ぎ)

大野義光1
大野義光2
大野義光3
大野義光4