柳川直弘

高級居合刀向

No.A00292

黒呂色塗鞘打刀拵  素銅一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 75.2cm  (2尺4寸8分) 反り : 2.0cm  (6分)

元幅 : 3.1cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.55cm

刀身重量(裸身) : 934g  刀身重量(鞘を払って) : 1.253g

登録証

埼玉県教育委員会

昭和40年10月04日

: 埼玉県

時代 : 現代 昭和40年頃 1965年頃

鑑定書

武州武蔵町高倉住人柳川直弘

形状

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常・重ね厚め、元先の幅差少なく、浅く先反りつき、中鋒となる。

小板目つみ、地沸つき、地景入る。

小のたれ調に互の目・小互の目・丁子風の刃など交じり、足・葉よく入り、焼高く華やかにして、小沸つき、砂流しかかり、さかんに飛焼風の湯走り・棟焼など交える。

のたれ込み小丸に返り、先掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違化粧つく、目釘孔一(瓢箪形で上を埋める)。

 

縁頭

 

目貫

黒呂色塗鞘打刀拵 総長 : 110.5cm

鍾馗に鬼図、丸形、山金地、肉彫、地透、両櫃孔、大和住家次作(鋳造)

高さ:8.2cm 幅:8.1cm 厚さ:0.6cm

白鮫着、卯の花色糸柄巻。長さ:28.0cm

牡丹図、赤銅地、片切彫、高彫、金色絵、無銘

高さ:2.8cm 幅:2.2cm

柿図、素銅容彫

説明

 三代:直弘は、本名を柳川昌喜と称し、明治43年に二代:直弘である柳川才次郎の子として生まれる。昭和3年、父より刀鍛冶を継承する。戦後:昭和30年より鍛刀を再開し、平成6年9月に87才にて没す。埼玉県入間市高倉住。「直弘造」「寿王武州高倉住人直弘造」「武州高倉住天寿直弘以古古法」などと銘す。四代:直弘(松原英一氏、埼玉県大宮在住)の談によれば、師は非常に温厚な方で絵画・書道にも造詣が深かったという。

 この刀は、製作年紀は無いが登録証が昭和40年に交付されており、その頃に作られた一振りと思量される。直弘が51才頃の円熟期を向かえた作品である。 長寸なる堂々とした体配に、焼きの高い丁子乱れを破綻無く焼いており、直弘の技倆の高さが窺い知れる優品である。

備考

全体にヒケがあり、物打ちなどに部分的にわずかな小錆があります。

鞘の塗りが栗形・小尻周辺に剥落があります。

柳川直弘
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