貝三原正興

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00125

(附) 茶呂色塗鞘打刀拵

白鞘  金着二重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 75.5cm  (2尺4寸9分) 反り : 1.6cm  (5分)

元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

刀身重量(裸身) : 820g  刀身重量(鞘を払って) : 1130g

登録証

和歌山県教育委員会

平成05年02月25日

: 備後国 (広島県-東部)

時代 : 室町時代後期 天文頃 1532-1554年頃

鑑定書

(財)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成07年07月21日

(無銘) 貝三原正興

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、大磨上ながら身幅頃合にて、重ね厚く、元先の幅差ややあり、平肉豊かにつき、反りつき、中鋒となる。

板目、杢まじり、総体に柾がかり、地沸つき、地景入り、淡く白け映りたつ。

広直刃、小足・葉よく入り、匂口しまりごころに小沸つき、刃縁にほつれ・打ちのけなどかかる。

直ぐに小丸に返り、やや深く焼き下げ、先掃きかける。

大磨上、先切(段違い)、鑢目切、目釘孔四中三埋。

 

目貫

茶呂色塗鞘打刀拵 総長 : 104.8cm

撫角形、鉄槌目地、据紋象嵌色絵、小透、耳鋤残し両櫃孔、無銘

高さ:8.7cm 幅:8.1cm 厚さ:0.4cm

黒鮫着、御納戸色革巻。長さ:24.8cm

赤銅磨地 高さ:3.9cm 幅:2.3cm

貝尽図、赤銅地容彫、ウットリ色絵

説明

備後国三原派は鎌倉時代末期に興り、以後室町時代末期に至るまで反映した。一派のうち鎌倉時代末期より南北朝期にかけてのものを古三原、それ以降の室牧期のものを三原と汎称している。この地方には、東寺や蓮華王院など大和中央の社寺の荘園が多く、三原派の作風に大和気質が窺われるのは、こうした畿内中央との交流によるものと推察され、また一方で、青江風の出来を示したものが見られることから、隣国備中鍛冶の影響も考えられている。その作風は、鍛えに白け映りが立ち、まま板目の肌合いの中に杢が目立って肌立ち、また匂口がしまりごころとなり、帽子は丸く穏やかとなるのが特色といえる。

貝三原正興は、戦国時代:天文の頃に備後国三原において活躍した貝三原一派を代表する刀工の一人である。銘文に「貝」と切るものがあり、貝三原と呼ばれている。

本作は、大磨上無銘ながらも、現在二尺五寸近くあり、元来二尺七、八寸前後の豪刀であったものと思量される。なお「貝三原正興」の個銘で極められており、常々の「三原」、「貝三原」のものよりも刃中の働きがみられ出来が優れている。約500年もの星霜を過ぎた現在でも手持ちがズシリとあり、健全さを保つ一振りである。

備考

末古刀 中作。

業物。

 

茎尻が段違いになっています。

鋒・中程の平地にわずかな割れがあります。

貝三原正興1
貝三原正興2
貝三原正興4
貝三原正興5
貝三原正興6
貝三原正興7
貝三原正興8
貝三原正興9
貝三原正興3

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