商品詳細

刀 (無銘)佐伯則重 (古刀最上作)

Katana [Saeki Norishige]
特別保存刀剣
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. F00295
白鞘 金着太刀鎺 4,500,000

刃長 : 63.0cm(2尺0寸8分弱) 反り : 1.0cm(3分) 

元幅 : 2.7cm 先幅 : 1.85cm 元重 : 0.5cm 先重 : 0.4cm 

 

登録証:

神奈川県教育委員会
昭和29年12月21日
国: 越中国 (富山県)
時代: 鎌倉時代末期 元亨頃 1321-1323年頃

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣鑑定書
平成30年3月15日
銘: (無銘)伝 則重
形状 : 鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、元先の幅差ややあり、反り浅くつき、中鋒となる。
鍛 : 板目に杢目・処々大模様に杢目を交え、総体に肌立ち、地沸微塵に厚くつき、地景頻りに入り、鉄色黒みがかる。
刃文 : 浅い小のたれ調に互の目・小互の目交じり、足入り、刃縁細かく沸ほつれ、匂やや深く沸厚くつき、明るく冴え、金筋・砂流し頻りにかかる。
帽子 : 直ぐに小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : (なし)
茎 : 大磨上、先切り、鑢目切り、目釘孔三中二埋、無銘。

説明:

「古今銘尽」等の江戸期の刀剣書は、則重を正宗十哲の一人として挙げているが、太刀や短刀の姿形、及び正和や元応の制作年紀があることなどからすれば、室町時代の刀剣書に述べられている新藤五国光門下説を認めるのが妥当と思われ、正宗とは相弟子とみるべきであろう。則重の作風は、相州上工中正宗に近似するが、彼は正宗以上に沸の変化を露に表現したものが多く、鍛えは一段と大模様に肌立ち、いわゆる「松皮肌」と称される同工特有の個性溢れる肌合いに、太い地景が目立って入るところに特色があり、また刃境や刃中にも鍛えの肌にからむ様々な働きが看て取れ、千変万化の沸の働きをあらわしている。

この刀は地鉄は板目に杢目・処々大模様に杢目を交え、総体に肌立ち、地沸微塵に厚くつき、地景頻りに入り、鉄色黒みがかり、刃文は浅い湾れ調に互の目が交じり、刃縁細かにほつれ、足・葉入り、匂やや深く沸あつくつき、金筋・砂流し頻りにかかるなど、地刃に則重の典型かつ出色の出来口を見せており、極めの首肯される処である。則重によく認められる身幅尋常で元先の幅差の開いた姿形であり、板目に大模様の杢目が交じり、総体に肌立った鍛えはやや松皮肌状となり、湾れ調の刃文には相州伝上位特有の美しい刃沸が厚くつき、明るく冴え渡り、金筋・砂流し頻りに閃き、優れた出来栄えである。

備考:

古刀最上作

 

最上研磨済

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3