商品詳細
脇指 備州長船祐光 (古刀中上作)(良業物) 文安元年元年八月日 Wakizashi [Bizen Osafune Sukemitsu]
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特別保存刀剣
特別保存刀装 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper |
No. A00556
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(附) 茶塗金蛭巻蒔絵鞘脇指拵
白鞘 金着二重鎺 |
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刃長 : 53.0cm(1尺7寸4分強) 反り : 1.0cm(3分強) 元幅 : 2.7cm 先幅 : 1.9cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.45cm
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登録証: 愛知県教育委員会昭和26年3月30日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 平成11年4月2日 特別保存刀装鑑定書 平成11年12月22日 |
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説明: 六郎左衛門尉祐光は、利光の子で、室町時代中期に同国の則光とともに活躍し「永享備前」の双璧となった名工である。銘鑑に拠れば祐光三代目にあたり、右京亮勝光と左京進宗光の父と伝える。永享備前は、いわゆる盛光や康光といった応永備前鍛冶が活躍した室町時代前期の応永頃の次の時代にあたり、祐光や則光の他にも二代盛光、左京亮康光、経家、家助などの優工を輩出した。 本作は永享備前の優品で、一時代古い応永備前を想わせる小丁字刃などを随所にみせた古刀の魅力を愉しめる作品となっている。 附帯する茶塗金蛭巻蒔絵鞘脇指拵は、朱色に近い明るい茶色塗鞘に三両引の金色をを蛭巻絵し、いかにも豪華な鞘である。総金具は鯉口・栗型・裏瓦・小尻などは鞘にマッチした緋色銅に近い金具と縮緬地に仕上げ各々の金具は細かな赤銅で縁取りしている。 返り角には、やや大きめの蝦蟇が今にも獲物に飛びかかろうとしている様をリアルに表現している。豪華さのなかにもユーモアを醸し出している見事な拵である。明治初年頃に愛刀家の求めにより入念に制作され、保存状態も極めて良い。 鐔は江戸後期の享保頃の奈良正親の作か、表は右半分に霞雲の満月に向かって飛ぶ不如帰を大きく描き、左半分は老樹に絡む蔦を、裏面は三ツの藁ボッチに上部にはたなびく霞雲に満月の一部を描いている。晩秋の夜の景色を極上の赤銅で仕上げた一枚である。 |
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備考: 古刀 中上作 良業物 |
















