■  あとがき  ■

 

 けん銃やナイフを使った事件が起こる度に、新聞やテレビで「銃刀法違反」が報道されます。これらの違法な武器と刀剣とは何ら関係がないのですが、銃刀法すなわち「銃砲刀剣類所持等取締法」で銃砲刀剣類の一括した名称で取り扱われるため、日本の貴重な文化財である刀剣が大きな誤解と迷惑を被っています。

 一般の方々にあっては、都道府県教育委員会の委嘱する専門の登録審査委員がもっぱらその美術的価値によって登録の可否を決定する刀剣と、都道府県公安委員会が主に人的欠格事由を基準として所持許可を与えている猟銃などとの区別がつきにくいのは、やむを得ないことかもしれません。誠に残念であります。

  警察庁所管の全国刀剣商業協同組合が、刀剣関係の諸法規を守り、警察行政に協力することは当然のことでありますが、さらに一歩進んで、一般の方にも正しい刀の法律知識を持っていただき、刀に対する理解をより深め、銃砲刀剣類の所持等に関わる違反や事故を極力減少させ、ひいては刀剣に携わる人々への社会的認知度を高めようというのが、本書の当初からの目的です。

  平成3年、警察庁の編集協力の下、初版が誕生し、以来、累計約5万部を数え、それなりの役割を果たしてきましたが、その間に法律の改正や世情の変化もあり、それに対応する改訂の必要を痛感しておりました。

  この度お届けしますのは、全面改訂版であります。今後とも皆さまのご意見を拝聴しつつ研究を重ね、より正確でわかりやすく、かつ役に立つものを目指してまいります。

 今後とも皆さま方の温かいご理解とご協力を切にお願い申し上げます。

 

 「やさしいかたな」 全国刀剣商協同組合:発行より

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