■  刀剣の種類と各部の名称  ■

 

 一口に「刀」あるいは「日本刀」と言っても、作られた時代や用途などの違いから、さまざまな違いが見られます。日本刀は太刀・刀・脇指・短刀に大別することができます。

 まず太刀と呼ばれるものは、刃長が65〜80pぐらいで、刃を下にして腰に吊す(これを「佩く」と言う)様式です。平安時代の中ごろから室町時代の初めにかけて多く作られました。刃長60p以上で、太刀とは逆に刃を上にして差すものが刀です。侍は大小を腰に差しますが、長い方が刀で、短いのが脇指です。刀は太刀に代わって、室町時代から江戸時代末まで使われました。脇指は刃長30p以上、60p未満のものを言います。この中でも比較的寸法の長いのを長脇指、一尺二、三のものを小脇指と呼ぶことがあります。短刀は30p未満のものを言います。俗に「あいくち」と呼ばれるものは短刀の種類ではなく、主に短刀に付ける外装(合口拵)の形態を指します。このほか、刀剣の種類には剣・槍・薙刀などもありますので、覚えておきましょう。

 日本刀は世界に誇る美術品です。姿形の優美さや刃文・地鉄の美しさは、比類のないものです。ただし、これを手に取って鑑賞したり、手入れを行ったりする際には、これにふさわしいルールとマナーが求められます。 刀身の部分には絶対に素手で触れないよう注意しましょう。万一触ったりしますと、思わぬ怪我をしたり、刀に錆を付けてしまう原因になります。また、刀は何と言っても、湿気と防虫剤を嫌います。もう一度刀の保管場所を確認し、適切な保存を心がけましょう。

 

 「やさしいかたな」 全国刀剣商協同組合:発行より

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