後藤光美

特別保存刀装具 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.F00136

桐箱

     売 約 済

竪長さ : 6.9cm   横長さ : 6.3cm  耳の厚さ : 0.4cm

画題

牡丹図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代後期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀装具鑑定書

平成10年06月30日

後藤光美(花押)

 

木瓜形、素銅磨地、毛彫、片切彫、金銀色絵、耳赤銅色絵、両櫃孔、赤銅色絵

説明

 後藤光美真乗は、後藤家十四代の桂乗光守の嫡男で、安永9年の生まれである。享保4年正月、父の光守が64歳で病没したので家督を相続し、四郎兵衛光美と名のり、後藤宗家の十五代目となった。天保14年6月に64歳で病没するまで31年間宗家の当主をつとめている。

 やや小振りの木瓜形にて、薄手ながら碁石型の造り込みである。素銅磨地に表面の下部に牡丹の花を毛彫にて仕上げ、花びらを銀、芯を金を用いた平象嵌にして変化をもたせている。裏面の下部に岩に流水をやはり毛彫にて仕上げている。耳、及び、小柄・笄櫃のまわりを赤銅覆輪にし、全体を引き締めている。表面、右側の縦の傷は惜しまれるものの後藤光美自身作の赤銅地の鐔は珍しく、毛彫に平象嵌と簡素ながら味わい深い鐔である。

後藤光美1
後藤光美2
後藤光美3
後藤光美4
後藤光美5
後藤光美6
後藤光美7
後藤光美8

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