横山祐包

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.F00059

黒石目地塗家紋散鞘喰出鐔短刀拵

銀着一重時代ハバキ

     売 約 済

刃長 : 16.8cm  (5寸5分) 反り : わずか

元幅 : 2.2cm 元重 : 0.6cm

登録証

東京都教育委員会

昭和32年04月11日

: 備前国 (岡山県-南東部)

時代 : 江戸時代末期 慶応元年 1865年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成20年03月19日

備前長船住横山祐包

慶応元年八月日 友成五十八代孫

形状

刃文

 

帽子

平造、庵棟、身幅尋常に、重ねやや厚く、寸詰まり、わずかに先反りつく。

小板目肌よくつみ、地沸つき、地景入り、美しい肌合いを呈す。

元を直ぐに焼出し、その上は横山一派の独特な茶花丁子刃を焼き、足入り、匂出来となる。

直ぐに品良く小丸に返り、やや深く焼き下げる。

生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二。

柄前

黒石目地塗家紋散鞘喰出鐔短刀拵 総長 : 28.0cm

白鮫着 長さ : 7.9cm

素赤地耳赤銅覆輪、無銘 高さ:3.55cm 幅:2.3cm 厚さ:0.3cm

説明

横山祐包は、俊吉、俊左衛門と称し、七兵衛尉祐定家の横山鹿之助祐盛の養子となる。初代:横山加賀介祐永は「友成五十六代孫」、二代:横山加賀介祐永は「友成五十七代孫」と茎にそれぞれ切るのに続き、祐包は「友成五十八代孫」と切る。但し、これは備前鍛冶の祖である古備前友成の遺業を継いでいることへの自称に過ぎないといわれている。作風は、他の横山一門の鍛冶と同様に備前伝に終始している。弟子に、二代祐包、宮本包則などがいる。

本作は、祐包の典型的作風に加え、出来が優れた御守り短刀である。備前長船横山一派の棹尾を飾る名刀といえる。加えて製作当時の保存状態の良い拵が添えられており、黒石目地塗りの鞘には家紋が三種類、表に三つ、裏に二つ、金の高蒔絵と影蒔絵で表されていることも好ましい。

備考

新々刀 中上作。

 

この商品には白鞘は附帯しません。

気になるほどではありませんが、わずかにヒケがみられます。

横山祐包1
横山祐包2
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