成木一成

 

No.B00119

桐箱 共箱 - 成木一成筆

     売 約 済

竪長さ : 7.8cm   横長さ : 7.6cm  耳の厚さ : 0.5cm

画題

水車図

: 岐阜県

時代 : 現代

鑑定書

以伊豆白浜砂鉄一成造

 

丸形、鉄地、地透、毛彫、撫丸耳、両櫃孔

説明

 成木一成氏は、昭和6年生まれで、故高橋介州氏に師事した。成木氏は長年にわたり、尾張・赤坂・金山鐔などの鉄鐔の復元を試み、自ら材料の砂鉄を全国各地から集め、自家製たたら製鉄によってその地鉄の再現に努めた。また、鉄地の表面処理の焼手腐らかし技法の復活にも挑戦しせいこうするなど、氏独自の鉄鐔の世界を展開している。

 本作は、柳生三十六歌仙のなかでも代表的な画題の一つである「水車」を写している。鐔全体で水車を表現し、その中に躍動感ある荒波を立体的に表した入念作となっている。柳生鐔の掟通りに耳は柾目となり、鍛えが強いためか少しく割れがみられるが美観を損なうほどではない。昭和60年の製作にて、伊豆白浜の砂鉄を用いた旨が銘された入念作となっている。

 なお、岐阜県博物館において平成25年4月27日(土)〜6月30日(日)まで、「鍔の美−鍔工・成木一成の挑戦−」が開催されおり、近隣の方には是非お出かけいただきたい。

 

備考

「水車鐔」

「鉄地透肉彫丸形撫角耳 天位賞 第十四回刀連全国大会 昭和六拾年八月吉日 一成(落款)」

 

下部にわずかに割れがみられます。

<鍔の美−鍔工・成木一成の挑戦−>

 

開催期間 : 平成25年4月27日(土)〜6月30日(日)

会場 : 岐阜県博物館

リンク : 岐阜県博物館HP

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